鹿中 学校生活

今日の鹿折中

ALTジェイコブ先生着任 2学期が始まりました

 
 8月26日(月),2学期が始まりました。爽やかに澄んだ空気と日差しの下,2学期の始業式が行われました。式に先立って,新しく着任されたALTのジェイコブ・サイズ先生が生徒に紹介されました。ジェイコブ先生はアメリカのノースカロライナ州出身で,この7月に来日し,本校を始め市内の小中学校で勤務されます。以前には日本の大学に留学していたこともあるそうです。自己紹介では「わんちゃんが好き」と話されていました。とても日本語が上手です。これからよろしくご指導をお願いいたします。
 
 その後,2学期始業式です。校長先生は,2学期は「結果を求めよう」と話されました。まず,自分たちに期待をし,そして,自分たちのことが一層好きになって2学期を終えたいといった内容のお話でした。また,生徒同士が支え合うこと,励まし合うことが見られる学期にしてほしいという期待も述べられました。生徒は真剣にお話を聞き,2学期への意欲を高めていたようです。
 式辞に続いて,各学年の代表生徒が各自の抱負を述れました。1年生は菅原君,2年生は村上さん,3年生は藤村さんがしっかりとした意見を堂々と発表してくれました。藤村さんからは「3年生が中心となって学校が一丸となっていきましょう」と力強い呼びかけをしてくれました。その通りですね。鹿折中生の2学期の成果を心から願いたくなる始業式でした。会場となった体育館の横には今年度の生徒会テーマがカラフルに掲げられていました。生徒会総務の皆さんの力作です。ありがとうございます。(写真右下)
 

学校保健委員会 鹿折中生の健康課題① 肥満

 
 8月20日(火)に学校保健委員会を開催しました。本校では毎年この時期に開催していますが,1学期の健康診断等を踏まえて,生徒の健康課題を理解し,改善の方向性を探る会合です。学校医の佐々木先生,学校歯科医の熊谷先生,学校薬剤師の白幡先生には,お忙しい中,時間を割いて本校においでくださいました。また,畠山PTA会長さん,秋山3学年委員長さんにもご参加いただきました。大変ありがとうございました。当日の会議で話題となった本校生徒の健康課題については,今後シリーズで概要をお伝えする予定です。
 まず,一つ目の課題はこれです。(下)
(健康課題①:肥満)3年生男子を除いて,本校生徒は肥満傾向にある。特に,2・3年生女子は深刻な状態。
(ご意見・ご助言)身長は難しいが,体重は自分で管理できるものです。車の利用が問題。都市部ではよく歩いている。日常的な運動,やりたくなる運動,続けられる運動が必要。給食はおかわりしないようにすべき。親が太ると子供が太る傾向がある。そこで,家族ぐるみでメタボ解消に取り組むことが大切。世間では糖尿病のⅡ型(成人型)が増えている。肥満状態では長生きできない。
  

復興盆踊りで 表彰・演奏

 
 8月11日(日)には鹿折地区復興盆踊りが開催されました。震災後の鹿折地区復興を象徴する地域の行事です。開会式には市長さんを始め,大勢のご来賓の皆様がいらしていました。この行事では,中学生に「うちわ」のデザイン画が依頼されいました。今年も全校から大勢の生徒がデザイン画を提案してこの行事を盛り上げています。当日はデザイン画で最優秀賞をいただいた藤村さん,優秀賞の及川さん,特別賞の菅原さんの3年生3名が表彰を受けました。おめでとうございます。素晴らしい作品でした。
 
 また,本校の吹奏楽部が鹿折地区の皆さんの前で堂々と演奏を披露しました。吹奏楽コンクールを終えてから,この日のために練習を重ね,頑張ってマスターしてきた曲を披露してくれました。この日の演目の中には2・3年生の3人だけで演奏する「ケルベロス・ドラムス」も含まれていました。この曲は去年のアンサンブルコンテスト県大会に出場したときの打楽器の曲目です。圧倒的なインパクトのある曲です。大勢のみなさんにこの曲を聴いてもらってとてもよかったと思いました。人数が増えたとは言え,まだ部員10名での演奏です。一人一人の実力をもっと高めていくために,今回の演奏は役だったと思います。応援していただき,楽器の運搬などいつもご協力をいただいている保護者の皆様には厚く感謝申し上げます。
 

狭山まつりで賑わう

 
 8月10日(土)には第4回狭山まつりが鹿折小学校で行われました。事前に参加希望をとって事務局に報告していましたので,大勢の生徒がこのお祭りに興味をもち,参加したいと思っていることが分かりました。ご存じの方も多いと思いますが,狭山市の皆さんは震災後に気仙沼を励ましていただき,鹿折小学校にたくさんご支援していただいたのだそうです。現在,高校1年・2年になる本校卒業生は,小学校の修学旅行では,狭山市の有志市民の皆さんのご厚意で関東方面に修学旅行をさせていただいたと聞いています。現在は「狭山まつり」と姿を変えて,温かい交流活動が続いているのだそうです。当日は生憎の天気でしたので,急遽,体育館の中での活動となりましたが,大勢の小中高生が集まって賑やかに狭山まつりが開催されていました。大変,ありがたいことです。小学校の保護者の皆様も先生方も大勢ご協力されていました。ありがとうございました。心温まるお祭りになっていることがよく分かりました。震災を機に,多くの皆様方からお励ましをいただいてこれまで歩んできたことを折にふれて思い出し,それに報いる生き方をしなければならないと改めに感じた行事でした。
 

背中が語る

 
 顔の表情が,その生徒の内面をよく表しているのは当然です。学校では様々な表情を生徒たちは見せてくれます。そして,時には言葉より雄弁に,その内面を表現しています。ですから,子どもたちの表情をしっかりと見ることは常に大切なことです。基本です。
 ところで,生徒の背中もなかなか雄弁なものです。背中は無防備で,誰かに対して身構えていないからでしょうか,素の生徒の姿が現れるような気がします。背中で語るのは大人だけではないようです。中学生の背中も結構語ってくれます。生徒の後ろ姿でその子の思いや考えを知ることがあるのです。熱意や努力,戸惑いや不安も知ることもあるのです。一人一人への興味関心が,子どもに対する眼差しや言葉を生んでいくことになると思います。表情はもちろん,どんな後ろ姿をしているのかも,しっかりと見て,理解を深めて,私たちは一人一人の子どもたちに関わっていきたいものです。