鹿中 学校生活

今日の鹿折中

鹿折地区土地区画整備事業 竣工式

 
 9月28日(土)には鹿折地区土地区画整備事業「竣工式」が,新しくできた「東みなと町公園」で行われました。これは,被災した鹿折地区中心街の嵩上げと区画整備,関連施設の復旧等を宣言し,お祝いする式典です。大勢のご来賓の皆様がいらっしゃるところで,本校吹奏楽部がファンファーレを演奏し,お祝いの曲目を演奏いたしました。テープカットにはホヤぼーやも参加していたようです。中間テスト前のため,本来は部活動を実施しない期間でしたが,吹奏楽部は鹿折地区の記念行事ということで特例で参加をしたものです。部員の皆さんや顧問の先生の好意に感謝したいと思います。
 
 会場となったのは「東みなと町公園」です。この公園を計画するに当たっては,当時の中学生から意見を聴いて頂き,中学生は提案をしたそうです。その中学生たちは,現在の高校3年生になっているということでした。新しい鹿折地区で人々や子どもたちが集う公園となったことを喜び合いたいと思います。近くには新しい橋が架けられています。この橋が開通すれば,学校まで大型バスが入ってこれるようになると聞いています。もうじきです。来年の修学旅行は学校集合・出発とすることができるようになるかもしれません。鹿折地区の皆さん,おめでとうございました。
 

保健講話「メディアにひそむ危険を知ろう」 田澤雄作先生

 
 本校の生徒のゲームやスマホ等の利用の仕方を調査してみると,全校生徒の3割に依存リスクがあることが分かりました。また,全校生徒の1割はその依存傾向が強く,リスクが高い状態にあることが分かっています。(健康課題④で以前にお知らせしました)そのような現状から,今年の保健講話はメディアとの付き合い方を考える内容を取り上げたのです。
 
 校長先生からは,頑張ろうと思っても頑張り切れない人がいる一方で,しっかりと頑張り続けることができる人がいる,その差は一体何だろうと話されました。校長先生は,これはその人の「生活習慣」が適切なもになっているかどうかの差ではないかという予想が述べられました。その生活習慣の一つが「ゲームやネット」などのメディア利用の習慣です。
 
 講師の田澤雄作先生からはたくさんの実例を挙げてお話をいただきました。先生はゲームはドーパミンのシャワーであり,脳がそれに染められ,マインドコントロール状態になること。そのため,スマホは立派な寄生物であることなど,分かりやすく話されました。また,ゲームやスマホに費やす時間の増大によって,年齢は大人なのに精神が子どものままの人間が出現していることが述べられました。
 
 メディアを適切にコントロールして,人と人との直接的なかかわりを大事にすることが如何に大切か,その根源が家族との会話にあり,食卓は家族の重要な場面であることがお話をされたのです。テレビに気を取られながら,または,スマホを見ながらの食事風景があるのも事実です。ですから,しっかりと受け止めて,気を付けたい内容でした。生徒からは田澤先生にいくつかの質問がされましたが,とても真剣な表情で質問をしていました。生徒の皆さんが自分のメディア利用の問題点に気付き始めたことが伺われる表情でした。
 ぜひ親子でご家庭でのメディア利用の実態を話し合い,健康で頑張れる生活習慣を大事にする生活の仕方を実現してほしいと思います。ゲーム機やスマホに大事な子供たちの精神を奪われないよう,大人は気を付けていきたいものです。
 

車いす体験・高齢者体験 1年生

 
 1年生の総合は「社会にはどのような課題があるのか」を探究します。その学習の一つとして,1学期には防災を学びました。また,高齢者施設を訪問して,少子高齢社会について学びました。2学期にはそのことを更に深めるために,今回は車いす体験と高齢者体験を行いました。今回もリバーサイド春圃様のご協力をいただいての学習です。ご協力,たいへんありがとうございました。
 
 当日はたくさんの車いすと高齢者体験キットをお持ちいただきました。車いすに人を乗せるときの注意事項や車いすでの移動方法などを丁寧にご指導いただきました。段差の乗り越え方,坂の下り方や上り方,止まっているときなど,どの人も知っておきたい内容です。
 
 次に高齢者体験です。目がよく見えない,体を真っすぐに伸ばせない,耳がよく聞こえない,体が重いなどの体験をするために,装具をまず付けました。なぜか生徒はとても楽し気なのですが,実際の高齢者の方々は毎日の生活がこのような状態で行われていることが分かったようでした。交代をしながら,互いにお年寄りの生活感覚を体で理解をしていました。このことを知って,1年生の諸君は今後更に豊かに成長することができるのではないかと思います。楽しく経験させていただいた今回の学習から今後の生き方を考えてほしいと思いました。
 

鹿折南住宅の皆さんとの交流会③ 3年生

  
 今回の交流会の実施には,実は国語科の勉強も関係しているのです。生徒は国語科の学習として,交流会の開催をお知らせし,交流会においでいただくことをお願いするチラシの作成を勉強しました。何が,いつ,どこで,どんな内容で行われるのかを上手に表現するにはどうしたらいいかを学びました。そして,実際にそれを印刷してチラシとして南住宅の皆さんに配布させていただきました。
 また,当日の開始前には,南住宅の皆さんの世帯を個別訪問させていただき,交流会においでいただくようお願いをしてきました。これも国語科の勉強の一つと考えているのです。どのようにお話をすれば,相手に分かりやすく伝わり,興味を持っていただき,失礼なく好印象でお話しできるのか,実はこれも国語科の勉強です。実際の活動を活用しながら,教科の学習を進めていくことはとても意義ある方法だと思っています。何より学習の必然性があり,学習成果の実感が得られるからです。学ぶことの意義がよく伝わるのです。

鹿折南住宅の皆さんとの交流会② 3年生

 
 交流会には30名を超える皆さんにおいでいただきました。また,生徒の活動を見守っていただいた皆さんのご協力もいただきました。大変ありがとうございました。
 特別な何かはなかったのですが,気軽に接することのできる内容がかえってよかったかもしれません。将棋やオセロなどでは中学生を上手に褒めていただいて大変感謝です。
 
 生徒たちは交流会の締めに,合唱を披露しました。「大切なもの」「上を向いて歩こう」「鹿折中学校校歌」でした。南住宅のみなさんにも一緒に歌っていただきました。中学生は今回の交流会から,地域の中での自分たちの役割を実感することができたと思います。そして,今後の地域づくりへの意欲をもち,日常的な地域のコミュニケーションの重要性にも気付くことができたようです。最後は列をつくって皆さんをお見送りをして交流会を終えました。この交流会の実施にご尽力いただいた皆様に厚く御礼を申し上げます。大変ありがとうございました。