鹿中 学校生活

今日の鹿折中

文化祭を実施⑤ 当日祭と学級の様子

 
 文化祭の閉会式を終了した後には,後片付けがあります。その片付けが終了すると午後3時からは「当日祭」と言われる生徒会行事があります。昔は後夜祭と言っていたものでしょう。今年度も「逆ミスコン」が行われ,素敵な男女が登場しました。優勝者は1年:小野寺さんと,3年:吉田くんです。吉田君は駅伝のときとは大違いで,どこからこの声が出るのかと思うような素敵な女性でした。
 右側の写真は〇✕ゲームです。勝ち残り者全員が間違って最初からやり直しとなり,大歓声でした。昨年に続き2年:伊藤くんが優勝かと思われましたが,なんと最後には2年:及川君が優勝者となりました。おめでとうござます。
 
 最後はスタンツです。今年は4団体が出場し,ダンスや歌を披露しました。いつ練習をしていたのでしょうか,素晴らしい踊りや歌声でした。楽しませ,盛り上げてくれてありがとう。
 
 閉会に当たって,生徒会長:佐藤君が全校生徒に向かって呼びかけました。ラグビー日本代表が「One Team」を合言葉に一つになって戦い,感動を与えてくれたように,私たち鹿折中もOne Teamになろうというものでした。今回の文化祭でそのことを十分に感じていた生徒たちは佐藤君の言葉をしっかりと受け止めていたようです。
 
 当日祭の終了後は学級ごとの時間です。写真のとおり,生徒の背中が何かを物語っています。学級ごとに美しい円形となっています。生徒は互いに顔を見合いながら,拍手をしていました。先生とともに各学級のこれまでの歩みを確かめて,その価値を見つめていたようです。この文化祭の意味を深めていくのはこれからの学校生活です。そして個人としても再スタートですね。期待します。
 先生たちも生徒と一緒に歩んできました。先生たちにとってもよい文化祭になったと思います。これからの鹿折中学校に期待です。ご来場いただき,拍手をしていただいた皆様,文化祭のためにご支援いただいた保護者(PTA)の皆さま大変ありがとうございました。
 

文化祭を実施④ 合唱コンクール・全校合唱

 
 文化祭ステージ発表の最後には合唱コンクールがありました。各学級ごとに合唱を披露し,その素晴らしさを競うものです。実は,夏休みの前に歌う曲を決め,指揮者や伴奏者を決めて準備をしてきたのです。なぜなら,指揮者が曲を理解し,伴奏者が曲を弾けるようにしないと,2学期に入って練習ができないからです。そんなスタートラインから,様々な過程を経て文化祭当日の合唱がありました。
 
 かつては「学級がまとまらなくて…」といったようなことが嘆かれたりすることもあったのですが,本校の生徒たちはそんなこともなく,どの学級もしっかりと目標をもって練習に取り組み,着実に上達してきたと思います。1年生も,2年生も,3年生もよい練習をしてきました。しかし,それにしても直前の進歩というものは目を見張るものがあります。2~3日前の合唱と文化祭当日の合唱は比べものにならないほど違いました。どの学級も最もよい合唱を当時は披露することができたと思います。賞としては3年生と2年生が共に金賞を受賞しました。どちらも良さがあり,甲乙つけがたいといった感想が聞かれました。
 
 さて,全校合唱です。以前にご紹介しましたが,左下の運動着を着て歌っている写真は前日の最終練習の様子です。この日は互いの声を聴き合いながら,調和のある美しい表現ができるようになることを目指して練習していました。生徒は向かい合って歌い,最終調整をしていました。いよいよ,明日です。そして,下の右の写真は当日の様子です。3年生:石川さんの指揮のもと,全校生徒がこれまでの集大成となる合唱を披露することができました。表現には2年目の成長がありましたね。このような時間を共に過ごせたことも「大切なもの」でした。会場の皆さんからはアンコールの拍手をたくさんいただきました。大変ありがとうございました。
 

文化祭を実施③ 総合的な学習の時間の発表

 
 ステージ発表での重要な発表の一つには,各学年の「総合的な学習の時間」の学習発表がありました。本校の総合的な学習は「ふるさと鹿折を見つめる ~みんなが幸せになれる社会を創る学習~」というテーマの下で実施しています。
 そして,そのために各学年の生徒には「問い」を与えています。その「問い」への「答え」を求めて,各自が学ぶように働きかけているのです。
 1年生は「社会にはどんな課題があるのだろうか?」という問いです。1年生はこれに基づいて,これまで地域防災を学び,福祉体験をして問いに対する答えを考えてきました。文化祭では高齢社会での高齢者への接し方などについて発表しました。ドラえもんをうまく使って分かりやすく劇化していました。
 
 2年生は「人々はどのように生きているのだろうか?」という問いです。1年で学んだ社会の課題に対して,人々はどのように向き合い,仕事をし,生きているのかを考えます。キャリアセミナーや職場体験,普通救命講習などの学習から,生徒は学習内容を劇化して発表していました。なかなかの役者ぞろいでした。
 
 3年生は「どうすれば人々は幸せになれるのか?」という課題です。1・2年生で学んだ課題や生き方をもとに地域社会の課題を踏まえて活動を提案し,実践することで幸せになれる方策や生き方を見極めるものです。3年生は地域づくり講話を経て,震災遺構「伝承館」の見学,災害公営住宅の皆さんとの交流会を通して学んだことを発表しました。地域コミュニティーの重要性を理解した3年生の取組でした。「挨拶を交わす」「つながりをつくる」「笑顔の輪を広げる」ことで幸せをつくることができるという答えを3年生は出しました。
 
 各学年の問いによって学んだことがつながっていき,自分の答えを求めて学び,活動し,生きることができるようになってほしいと思っています。「SDGs」についてももっと理解を深めてみましょう。もっといろいろなことが分かり,学ぶ意義や生きる意味が分かると思うのです。そして,そんな学習から「未来を夢見る人間」になってほしいと思うのです。今回発表した学習内容をぜひ自分のものにして更に発展させてほしいものです。どの学年の発表内容にも見るべきもの多くありました。よくできましたね。各学年にご指導いただいた大勢の指導者の皆さま,ご協力ありがとうございました。
 

文化祭を実施② ステージ発表

 
 10月20日(日)に令和元年度文化祭を実施しました。実行委員長である3年生の村上君が開会の挨拶を堂々と行い,いよいよ文化祭がスタートしました。最初のプログラムは吹奏楽部の演奏です。吹奏楽部は「優しいあの子」を始め,今回は新曲「ザ・チキン」を加えて演奏してくれました。とてもかっこいいジャズナンバーでした。これまでの演奏の積み上げが分かる演奏でした。3年生の部長:菅原君はこの演奏で引退となりました。これまでよく頑張ってくれました。ご苦労様でした。
 
 吹奏楽部の演奏の後には,少年の主張や弁論,英語暗唱などの発表がありました。3年生の新野君の主張は「これからの僕たちへ」と題した主張です。そして,同じく3年生の畠山さんの弁論は「信じる」と題した弁論でした。どちらも鹿折中学校の生徒の皆にぜひ聞いてほしい,参考にしてほしいと思っていた内容でした。今回,文化祭で再度発表することができ,生徒の皆にもこのことを考えてもらうことができて本当に良かったと思います。
 少年の主張 本吉地区大会原稿 新野楓成 「これからの僕たちへ」 .pdf
 本吉地方中学生弁論大会原稿 畠山詞 「信じる」.pdf
 
 英語暗唱では3年生の及川さん,秋山さんが,それぞれの練習の成果を披露してくれました。(下の写真)これからの皆の英語学習への励みとなるような立派な発表でした。今回のステージ発表では3年生が大活躍でした。3年生諸君に感謝をします。
 

文化祭を実施① 展示発表

 
 先週は文化祭実施のため,生徒も先生も準備に一生懸命でした。左の写真は3年生の作業の様子です。ある日のこと,総合的な学習をまとめる壁新聞を作るために3年生は必死に作業をしていました。文章を読んでみると,内容がよく整理され,中身のある文章になっていたようでした。そして,11月19日(土)は前日準備です。脚立を使って表示を取り付けたり,黒板を装飾したり,案内を取り付けたりと,生徒は一生懸命に作業をしていました。お陰でこの日は予定よりも早めに作業を終えることができました。
 
 教室には,これまでの学習の様子をまとめたものや,夏休みの課題として生徒が取り組んだもの,また,自分の興味関心に応じて進んで取り組んだ作品など,たくさんの展示をすることができました。普段の学習の様子が伝わるものでした。
 
 やはり,作品の一つ一つには生徒の個性が光っていたようです。そして,他の生徒の作品を互いに鑑賞することで,よい刺激を互いに受け,自分の参考にもしていたようです。頑張ったことがこのようにかたちとして表れるのはとてもいいことですね。
 
 本校の展示発表には「鹿中文化賞」という賞が設けられています。これは展示発表にもっと注目し,頑張っている生徒の作品を大いに褒めようとして設けられているものです。選考した鹿折中職員の名前を付けた賞を贈り,よい作品を表彰しています。例えば,ある先生の名前を使って「田中花子賞」という感じです。(その先生が選びます)文化祭の閉会式では鹿中文化賞を受賞した生徒に賞状が手渡されました。他校にはあまりないない取り組みです。これはとてもいいアイディアだと思うのです。