鹿中 学校生活

今日の鹿折中

朝日写真ニュース ありがとうございます

  
 職員室前の廊下の壁に,上のような掲示板があるのをご存じでしょうか?広報委員会の生徒が定期的に張り替えて校内の生徒に見てもらっています。「朝日写真ニュース」です。その時々の時事問題や社会の話題を一枚の写真を使って紹介してくれるものです。とてもシンプルな内容ですが,その分だけ分かりやすく,いいものです。
 実はこれは,本校の卒業生の方の善意によるプレゼントです。本校の卒業生で北海道北見市で,有限会社マストを経営されている阿部様から頂戴しているものです。先日,御礼のお電話を学校からしたところ,母校の生徒たちが一生懸命に勉強して活躍することをとても楽しみにしておられました。そして,ふるさと鹿折の復興の様子を気にかけていらっしゃいました。このようの卒業生の方がたくさんいらっしゃると思います。その思いを受けて,今の鹿折中生は頑張らなければいけませんね。先輩の皆さんにいいところ見せましょう。
 

防災学習の日 「火災発生時の避難行動」

 
 2週間ほど前のことですが,11日(月)は本校の防災学習の日でした。先日は総合防災訓練を実施しましたが,毎月11日を「防災学習の日」として,朝の短い時間を使って折々の防災について勉強しています。本校は「防災」が日常的にある学校です。震災の経験から,このような教育計画を生み出したものですが,その成果はかなり期待できるものになっていると思います。生徒はその都度真剣に防災を考えて学んでいます。3年間の積み上げは実に大きなものです。
 11月の学習は「火災発生時の避難行動」でした。この指導のために,防災担当の先生が今回は3枚のプリントが用意しました。一つは指導プランを示したもの(先生用),火災発生時の避難方法を紹介する資料(生徒用),生徒が自分の考えを書くワークシート(生徒用)です。どの学級もそれぞれの発達段階を踏まえながら,これらの資料を使って学習しました。この学習をもとに18日(月)には「避難訓練」が実施されました。
 

2回目の身体計測・視力計測 視力は危機!

 
 11月7・8日(木・金)の2日間にわたって,放課後に今年度2回目の身体計測等が行われました。前回計測から約半年となりますので,身長・体重・視力がどのように変化しているか確認をするものです。中学生は少しの間に急激に体位が変化します。今回はどのようになっているのか調べてみました。
 本校生徒は肥満傾向にあることは,以前に本校の健康課題としてお知らせしていましたが,今回特に話題となったのは「視力低下」でした。これは危機的な状態です。全校生徒の約3分の1に当る34名が,視力0.6以下(判定C・D)となり,受診勧告・視力矯正勧告となってしまいました。大変なことです。前回,視力を矯正しても半年後にはメガネが合わない状態になっている生徒もいるというのです。このような視力低下の背景を探らなければなりません。何かが作用しているものと思われます。ご家庭でもぜひ視力の問題を取り上げていただきたいと思います。
 写真は男子生徒の視力測定の様子です。順番を待っている生徒が目をふさいで練習したり,答えを暗記しようとしているのが何かおかしい風景です。一生使わなければならない目ですから,各自で生活習慣を点検していきたいですね。また,前回お知らせした「むし歯」の治療もぜひお願いいたします。
 

市内図工美術展 いい作品が出品されました

 
 11月8日(金)~10日(日)の3日間,リアス・アーク美術館で市内図工美術展が開催されました。この美術展は気仙沼市教育委員会や市立学校長会が毎年主催しているものです。ことしも市内の各学校から授業中に制作した優れた作品が多数集まり,大変華やかな美術展となったようです。
 本校からは計8点が出品され,中学生の部として展示されました。いずれも力作揃いです。さすが鹿中生と思わされる作品でした。1年生の作品は上靴のスケッチです。日常のありふれたものも,こうしてスケッチの対象としてみると面白いものですね。
  
 2年生の作品は校舎内の風景です。これは図法を学んだ上で点描で風景を描いています。まだ気候が暖かかった頃,2年生が廊下に座って思い思いに一生懸命に描いていた様子が思い出されます。あのときの作品ですね。
 そして,3年生はデザインです。形や色の組み合わせを工夫して素晴しい作品ができました。仕上げるまでに随分と時間を要したものと思われます。さすがに3年生の作品ですね。数字が見え隠れしている一番下の作品は,3年生の馬場さんの作品です。この作品は「平面の部」でみごと気仙沼市長賞を頂きました。おめでとうございます。日常の授業の中から生まれた素敵な作品でした。
 

校舎内掲示物の工夫

 
 10月の職員会議で校舎内の環境を新しいものに変えていこう。学校に来るとその気になるような環境づくりをしていこうという話がありました。そんなこともあってか,今までに無いものが校舎内に登場しています。理科学習の環境づくりです。
 一つは,3年生教室の近くになんだか大きくて不思議な物体が登場しています。ちょっと分かりづらいのですが,太陽系の惑星たちがどのような位置関係にあるのかを,実際と同じ比率を使って表したもののようです。地球がどの位置にあって,〇〇星はこの辺りで…といったモデルです。とても大きくて扉の開閉ができない状態ですが,実にインパクトのある工夫です。3年生は理科で天体の学習をしています。先日はある生徒が作業をしながら,「今見えている星の光は,ずっと昔に発せられた光だなんて,とても不思議だよね」と友達に話しかけていました。理科の授業の感想でした。確かにそうですね。宇宙はとてもつなく広いのですね。
 また,下の掲示物は2年生教室の前に設置されたものです。日常生活の中でなぜだろう,不思議だなと感じる現象を科学として考えてみようというもの。皆の様々な疑問が付箋紙に書かれて集められています。日常の事象に科学があることを教えようとしているのです。物事をそんなふうに見て科学的に考えて,様々な自然現象に興味が持てたらとても楽しいですね。学習がとても身近なものになります。