鹿中 学校生活

今日の鹿折中

生徒の健全さを育む環境を 家庭と学校と

 
 昨日ご紹介した生徒たちの前向きな活動とは反対に,過去の本校では生徒の心ない行動が多発した時代がありました。もう20年以上も前のことになるでしょうか。
 校舎に入って東西の階段を上っていくと,左上のような流し場が見えてきます。この流し場,少し変なのです。右上の写真をご覧になるとよく分かるのですが,流し場の下にバケツが2つ置いてありますね。そして,その配管が見えています。昔は,こんなふうに下が丸見えにはなっていなかったのです。実はここには引き戸がありました。使うときに開けて,中の物を取り出して使っていたのです。
 では,なぜ今は引き戸がないのか? それは当時の一部の生徒たちが壊してしまったからです。生徒は面白くないことがあると,物に八つ当たりし,物を蹴ることがあります……それです。この場所だけでなく,教室の入口の扉,トイレの扉など,校舎に対する心ない行為は当時は後を絶ちませんでした。修理してもまたすぐに壊すので,遂に引き戸を 撤去してしまったのです。いわゆる「学校の荒れ」です。こんなふうに生徒が崩れてしまうと回復するのは難しくなります。個々の生徒の背景には何かの理由があり,先生や親にもそうさせてしまう何かがあったり…様々な要因が絡み合います。生徒同士のトラブルや相乗効果も手伝うと,学校が荒むことになるのです。授業が成り立たなくなってしまいます。
 今の鹿折中学校だって,生徒の「健全さを育む」ことはとても大事です。現在の生徒たちはご紹介しているように,素直で誠実な学校生活をしています。もう二度とあの時代に戻してはいけません。これからも生徒の活動を大事にしながら,先生の立場からも,親の立場からも,積極的に子どもたちに働き掛け,正しいことが通る教育環境を作らなければなりません。保護者の皆さん,教師と共に私たち大人に課せられた責任をしっかりと果たしましょう。ぜひ協力をしてください。
 

第2回生徒会「中央委員会」の開催 生徒会の原動力!

 
 2年生が主体となった生徒会新総務になってから,初めての「中央委員会」が開催されました。新会長になった佐藤君が,中央委員会の定期的な開催を公約の一つに掲げて活動を進めています。今回の開催目的は,①委員会同士の協力の場をつくり,学校生活をより充実したものにすること,②各委員会の課題の改善と新たな活動を進める契機にすることです。今回の中央委員会では,今まで総務だけで企画運営を行ってきた「鹿中きれいの日」を,各委員会にも携わってもらい,それぞれから協力をもらって全校の力を集めようと考えたものでした。
 
 総務のメンバーは,事前の準備として各委員会に対してアンケート調査を実施したり,会の流れを入念に打合せしたりと,期末テスト前にもかかわらず,忙しい中,休み時間や放課後の時間を使って集まり,約1か月前から会議の準備をしてきました。
 
 11月26日(火)に行われた中央委員会には,各学級委員・各委員長が総務のメンバーとともに話合いました。各自が委員会や学級の代表として参加し,自信を持って自分の考えを発表している姿が見られ,とても立派でした。その様子に生徒の成長を感じ,大変驚かされ,とても嬉しくもありました。
 議長を務めた小山さん,小野寺君の力もあって中身のある話合いとなったようです。このような話合いが生徒会の原動力です。今後も生徒同士で相談したり,協力し合ったりしながら,よりよい鹿折中学校を作ってほしいと思います。頑張れ,新生徒会!
 

これでおしまいです 学校の紅葉

 
 左上の写真は11月15日(金)の中庭です。そして,右上の写真は11月19日(火)のものです。少し角度は違いますが,ついに落葉となりました。寒さが厳しくなるにつれて鮮やかさを増していた中庭の樹木たちですが,強い雨風に吹かれて,今年の紅葉を終了させました。冬の到来ですね。
 校舎の3階から下を見下ろすと,下の写真のように見えます。地面には落ち葉の絨毯が色鮮やかに広がっているのです。四季折々という言葉ありますが,春からこれまで生徒や職員を楽しませてくれた中庭の植物たちも少しの間お休みをするようです。冬を越してまた春の輝きを見せてくれることを期待しましょう。ところで,冬季の間,この樹にイルミネーションをつけたらどうかなという人がいます…どうでしょうね,案外いいかもしれませんね。
 

期末テストが終わりました 今回はどうでしたか?

 
 11月22日(金)と25日(月)には期末テストがありました。このテストに向けて学級でも勉強の機運を高めてテスト準備をしていたのです。学級にはカウントダウンボードがあったり,勉強のポイント紹介があったりしました。また,大きな貼紙が教室の入口付近に登場しました。どうやら先生が生徒の皆を激励するためにこれを貼ったもののようです。先日ご紹介した学習相談日もその一環でした。さて,今回の成績はどうだったのでしょうか?
 
 試験の朝には,もう既にどの学級も黒板に上のような時程や注意事項が書き出されていました。朝の会後の1時間目。いよいよ先生の説明や注意事項を聞いてからのスタートです。後ろで見ていても緊張感が伝わってくる場面でした。思わず頑張れと念じてしまいます。
 
 2日間を終えて,難しい問題もあったでしょうし,うっかりミスをしてしまった人もいたでしょうね。でも,努力は人を裏切らないものです。そして,努力したからといってすぐに結果に表れるものでもありません。やはり,毎日の努力ですね。努力を続けられる人になりましょう。それができていたのかどうかをまず問い返してみてください。勉強の仕方に決まりはありません。自分のやり方を成功や失敗を重ねながら作っていくものです。今回のテストの反省をぜひ次に生かしてほしいです。どの学年もテストが終わった今が大事です。
 

自転車通学安全モデル校 再指定

  
 本校は11月1日付けで「自転車通学安全モデル校」に再指定されました。これは,自転車通学を行うにあたり,自転車の安全利用や事故防止を図るため,他の模範となる活動を行っている学校として,日本交通管理技術協会から指定されるものです。全国の中学校29校がモデル校に指定されています。宮城県からは仙台市の高砂中と本校の2校です。これは先にもモデル校として指定を受けていたのですが,引き続き指定校となるもので,再指定です。これまでも本校は地道な安全指導や安全活動を行ってきましたが,引き続きモデル校としてその任を担うことになります。これを機に,更なる活動の充実を図りたいと思います。
 本校の自転車通学生は約10名ですが,休日などに自転車の利用をする生徒はもっといるはずです。ポイントとしては,やはり自転車乗車中のヘルメット着用の問題が一番に挙げられます。事故の際の致死率はヘルメット非着用の場合,着用時より2.5倍以上になるのです。その他,下のように友達などと会話をしながらの運転,スマホなどを見ながらの運転,そして,二人乗りなどが中学生の問題として考えられるのではないでしょうか。そうそう,無灯火の運転や逆走運転も心配ですね。自他の安全を大事にした運転を心掛けてほしいものです。気を引き締めましょう。