鹿中 学校生活

今日の鹿折中

研究授業実施① 2年音楽

 
  11月13日(水)のことです。授業研究会が実施されました。2時間目は2年生の「音楽」。単元名は「音色や奏法を工夫して,リズムアンサンブルの表現を味わおう」というものです。今日は単元の3時間目で,授業のねらいは「リズムアンサンブルの表現を工夫する」ことです。進んで取り組む生徒の姿がたくさん見られた授業となったようです。音楽的な活動量がとても多く,生徒同士の対話による探究が主体的に行われていて素晴しかったと思います。
 
 なぜ,この授業で生徒の主体的な探究(表現の工夫)がなされていたのでしょうか。その理由として下記の5つが考えられました。①単元計画による学習の積み上げが生徒の知識や動機を支えている,②録画(iPad)による形成的な評価活動で振り返りと話し合いを促進している,③大きな譜面に自由に書き込みをすることで集団思考の可視化ができている,④吹奏楽部による模範演奏が動機を刺激している,⑤日常の学級づくりで人間関係が良好で前向きになっている…などの5つです。これらが作用して生徒の表現活動が次々と展開され,学習が自分たちのものになっていたのではと思います。
 
 録画であれ,譜面であれ,やはり学習の可視化は主体性と引き出す要因だと思いました。また,生徒の活動に対して,先生の専門性のある助言も重要だと思いました。今日の授業では,先生から,①前だけ見ないで周囲を視野に入れること,②予備拍があるはず,それを掴むこと,③演奏するときの動きの幅を意識することなどの助言がありました。これは生徒だけでは気付かない部分に視点を当てた先生の専門性だったと思います。参考にしたいものです。生徒が本気で学習する姿はとてもいいですね。授業の面白さを感じさせれました。
 

教室にあるもの これは?

 
 教室の中にあるものをよく見てみると,先生の工夫や思いが見えたり,生徒の学習や努力の一端が感じられたりするものがあります。今回はそんなものをいくつかご紹介します。
 左上の写真,ある学級の学級文庫,先生の蔵書なのでしょうか,〇〇的オススメの本が並んでいました。読書と学力の相関関係が言われていますが,そんなことを考えなくても,思春期の今は他の人の意見や経験を知り,筆者と対話することがとても貴重で役立つ時期です。読書を友として,身近なできごとの意味を理解し,深めるのです。読書のススメはご家庭でもぜひお願いします。
 右上の写真は折り紙で作った「ドラゴン」です。(大・小2体)教室正面の黒板の上にこれが鎮座し戦っているように見えます。誰が作ったかはすぐ分かります。これはある先生の作品。本人に聞くと,調子がいいときは40分でこの作品が完成するのだそうです。しかし,なぜこれが黒板の上にあるのか,それは謎です。
 
 左上の緑色をした物体は植物です。生徒に聞くと「サラダミズナ」というものらしいです。陽当たりのいい場所にたくさん並べて置かれています。発芽させて育てているようです。技術科の学習として扱われているものです。同じ環境にあるのに,成長のいいものとそうでないものがあるのが不思議です。…そのほうが自然なのでしょうね。
 右上の貼紙は,学級担任の先生から生徒たちに出されたミッションのようです。教室側面の目立たない場所にこれがありました。内容を見ると,班長には「鹿中一(いち)ステキなあいさつをするクラスにせよ!」とあります。また,学習長には「学習方法の共有をせよ!」とあります。このミッションを受けて,担当の生徒たちが話し合い,活動を展開していくのですね。先生の期待が込められ,生徒の工夫が見られる貼紙です。

朝日写真ニュース ありがとうございます

  
 職員室前の廊下の壁に,上のような掲示板があるのをご存じでしょうか?広報委員会の生徒が定期的に張り替えて校内の生徒に見てもらっています。「朝日写真ニュース」です。その時々の時事問題や社会の話題を一枚の写真を使って紹介してくれるものです。とてもシンプルな内容ですが,その分だけ分かりやすく,いいものです。
 実はこれは,本校の卒業生の方の善意によるプレゼントです。本校の卒業生で北海道北見市で,有限会社マストを経営されている阿部様から頂戴しているものです。先日,御礼のお電話を学校からしたところ,母校の生徒たちが一生懸命に勉強して活躍することをとても楽しみにしておられました。そして,ふるさと鹿折の復興の様子を気にかけていらっしゃいました。このようの卒業生の方がたくさんいらっしゃると思います。その思いを受けて,今の鹿折中生は頑張らなければいけませんね。先輩の皆さんにいいところ見せましょう。
 

防災学習の日 「火災発生時の避難行動」

 
 2週間ほど前のことですが,11日(月)は本校の防災学習の日でした。先日は総合防災訓練を実施しましたが,毎月11日を「防災学習の日」として,朝の短い時間を使って折々の防災について勉強しています。本校は「防災」が日常的にある学校です。震災の経験から,このような教育計画を生み出したものですが,その成果はかなり期待できるものになっていると思います。生徒はその都度真剣に防災を考えて学んでいます。3年間の積み上げは実に大きなものです。
 11月の学習は「火災発生時の避難行動」でした。この指導のために,防災担当の先生が今回は3枚のプリントが用意しました。一つは指導プランを示したもの(先生用),火災発生時の避難方法を紹介する資料(生徒用),生徒が自分の考えを書くワークシート(生徒用)です。どの学級もそれぞれの発達段階を踏まえながら,これらの資料を使って学習しました。この学習をもとに18日(月)には「避難訓練」が実施されました。
 

2回目の身体計測・視力計測 視力は危機!

 
 11月7・8日(木・金)の2日間にわたって,放課後に今年度2回目の身体計測等が行われました。前回計測から約半年となりますので,身長・体重・視力がどのように変化しているか確認をするものです。中学生は少しの間に急激に体位が変化します。今回はどのようになっているのか調べてみました。
 本校生徒は肥満傾向にあることは,以前に本校の健康課題としてお知らせしていましたが,今回特に話題となったのは「視力低下」でした。これは危機的な状態です。全校生徒の約3分の1に当る34名が,視力0.6以下(判定C・D)となり,受診勧告・視力矯正勧告となってしまいました。大変なことです。前回,視力を矯正しても半年後にはメガネが合わない状態になっている生徒もいるというのです。このような視力低下の背景を探らなければなりません。何かが作用しているものと思われます。ご家庭でもぜひ視力の問題を取り上げていただきたいと思います。
 写真は男子生徒の視力測定の様子です。順番を待っている生徒が目をふさいで練習したり,答えを暗記しようとしているのが何かおかしい風景です。一生使わなければならない目ですから,各自で生活習慣を点検していきたいですね。また,前回お知らせした「むし歯」の治療もぜひお願いいたします。