鹿中 学校生活

今日の鹿折中

席書大会に向けて 書き初め

 
 先週,1月14日(火)の放課後,以前にご紹介した校内書き初め展の入賞者たちが集まって,市内書き初め展の席書大会に向けて練習に励んでいました。左上の手本や用紙が懐かしく思われる方もいらっしゃるかもしれません。手本の文面は年度によって変わることがあるのですが,体裁や規程用紙は昔のままです。そして,書かれた毛筆作品も昔と同じように床に並べられて,教室の一角で乾くのを待っています。これらは変わっていませんね。昔からこんな風景でしたね。
 
 そして,それに取り組む生徒たちの練習風景も昔と同じかもしれません。以前にご紹介したように,今回の放課後の練習でも生徒たちは一生懸命に取り組んでいました。練習の終わりに尋ねてみると,ある生徒は「字を書くのが好きです」と答えてくれました。とても集中をして取り組んでいる様子からも,そのことは伺い知ることができました。いいですね。
 
 また,個人で真剣に取り組むだけでなく,今回は先輩後輩が肩を並べて練習をしています。時折,先輩が去年の経験を基にして後輩にアドバイスをしたり,後輩が先輩に文字を示してアドバイスを求めたりしていました。また,休憩の時には楽しく会話をしたり,ふざけあっって笑ったりしているのもいいですね。
 下の写真のように,最近はタブレットを使って先生が書いている動画を見て自分の参考にしている様子も見られます。これは運筆の具体的なメージをつかむにはいい方法かもしれません。練習の終わりには,自分の書いた作品を先生に見せてアドバイスをもらっている生徒もいました。席書大会で納得のいく作品ができることが楽しみになる練習風景でした。
 

勉強が分かるようになること 

 
 1月8日(水)の3学期始業式の後には,3時間目から学力診断テストが全学年で実施されました。教科学習がどの程度身に付いたか,全国や県内の中でどの程度の位置にあるのかを診断するためのテストです。中学校の学習は,小学校の学習の上に更に詳しく深く学ぶことになっているのは当然です。その中身は学習指導要領に示された目標や内容を実現するものです。そして,高校受験のための学力ともなるのが現実です。生徒たちの自己実現と学力は密接な関係をもっているのは当然です。この日のテスト受験の様子を見ていると,生徒たちが「学習の壁」と必死に向き合っていることが伝わってくるものでした。
 
 勉強が分かるようになれば,どんなにか学校生活が楽しくなることでしょう。そして,自分に自信がもてるようになることでしょう。また,未来に対しても希望がもてるようになるでしょう。逆に,分からなくなって,自分は学習についていくことができないと感じたら……希望を失い,不安と劣等感に苛まれるのではないでしょうか。ですから,やっぱり毎日の1時間1時間の学習内容をしっかりと身に付けることはとても大事なことです。そして,生徒たちは皆同じではないので,その人に合った勉強をし,その人に合った助言やサポートが必要になるのは当然です。生徒一人一人の希望を育むための学習や指導ができなければと思います。どの生徒も心の中に「勉強が分かるようになりたい」という切なる願いをもっていることを教師は忘れてはいけません。そんなことを思わされる,この日の受験風景でした。
 

毎月の「防災標語」ありがとう 防災委員会

   
 月ごとに各種委員会の話合いが行われて,その月の活動が推進されていることはご存じだと思います。今回は,防災委員会の防災標語をご紹介します。様子を見ていると,毎月の話合いの中で防災標語が決められているようです。そして,月が変わると校舎内の掲示板に,毎回黄色い紙を使って,その月の標語が新たに貼り出されます。ここ最近の10月からの4か月分の標語をご紹介しましょう。
 10月 …「身の回り台風に備え再確認」
 11月 …「取り組もうもしものために防災訓練」
 12月 …「寒くなり空気乾燥火事注意」
 1月 …「雪が降り路面凍結気をつけよう」
 それにしても,生徒たちは実にタイムリーな標語を考えるものだなと感心してしまいます。毎月貼り出される標語から,時々の防災をいつも考えさせられるのです。本校の防災教育は「日常生活の中にある防災学習」であることが特徴です。毎月11日の防災学習の日だけでなく,生徒の活動(防災委員会)でも地道な防災教育が行われているのです。

校舎の老朽化 使い方の工夫や取組

 
 本校の校舎は昭和58年から使用しています。もう40年近く,この校舎を使用しています。生徒たちは丁寧に使い,清掃もきちんとしてきましたが,さすがに校舎の老朽化は否めません。水道の配管も腐食してきているのか,水漏れを起こす箇所もありますし,ドアが渋くなって開閉しにくくなったりしている部分もありました。また,放送設備やストーブが老朽化して不自由をしたりしています。修繕や改善の要望をしていますが,予算の問題もあり,すぐにという訳にはいかないのだそうです。
 そんな中,生徒たちも工夫をしてこの老朽化した校舎を使ってきました。トイレの便器のレバーが壊れないように,レバーは手で押すことにしています。それを実行するために,保健委員がレバーにリボンを付けて約束を示しています。足で踏むことでレバーが壊れるのです。先日は修繕に結構な費用がかかってしまいました。古い製品なので部品交換できなくなっているということでした。トイレ内には下のようなポスターを貼って大事に使うことを呼びかけています。
 
 また,先日は各教室の廊下側にあるガラス窓が転落しないように,T字金具を使って簡易ストッパーを取付けてもらいました。老朽化で建て付けが悪くなり,引き戸のレールからガラス窓が外れてしまうことがあるのです。これが下にいる生徒たちに落下しては大変なことになります。そこで支援員さんが,少々のことでは落下してこないように工夫して作業をしてくれました。寒い中でのたいへんな作業でしたが,お陰さまで教室の安全性が向上したように思います。これ以外にも施設や備品も含めて近代化をしていきたいのですが……。
 

学級目標 その実現を3学期に

 
 昨年春に新たな1年が始まるのに際して,各学級では「学級目標」を定めました。この目標を決めるのには,様々な手順を経たり,時間をかけたりして,ジックリと考えてようやくたどり着いた目標です。各教室に行くと,教室の正面の黒板の上にそれぞれの学級目標がそびえています。毎日目に入っているので,新鮮みがなくなっているかもしれませんが,ぜひもう一度確かめてみましょう。あの時,どんな考えからこんな目標を決め,どう感じていたのかを。
 
 あれから1学期,2学期と学校生活を歩み,今は3学期に入りました。今年度は残り2か月ぐらいになったのです。生徒の皆さんがそれぞれの学級で掲げた目標は実現しましたか? もう一度確認して取り組まなければならないことはありませんか? ぜひ学級ごとにこのことを考えて3学期の歩みを充実させてほしいと思います。君たちの教室の真正面に掲げて目指したものです。格好だけになってはいけません。既に多くの手応えを感じてきたのでしょうが,今一度,確かめてみるべきです。そして,更なる充実を期待します。各学級の目標達成が生徒会の目標達成につながるものと考えています。
 3年生の教室をみると,自分たちの年間の歩みが年表の中に示されています。よい工夫ですね。桜の木の下で写真を撮ったあの頃からは,随分時間が経ちました。着実に歩みましたが,卒業をどう迎えるか,自分たちでよく考えて実践してほしいと思います。