鹿中 学校生活

今日の鹿折中

卒業式実施 保護者あてメールを発信しました

 卒業式について気仙沼市教育委員会からの指示をいただき,昨日下記のように保護者あてメールを発信しましたのでご紹介します

 保護者あてメール  令和2年3月2日 17:01発信

 本校卒業式は,市教育委員会の指示で予定されていた3月7日(土)10:00より規模を縮小して行うことになりましたのでお知らせします。
 出席は卒業生および卒業生の保護者,教職員となります。1・2年生は参加しません。保護者は,祖父母も含め複数でご出席いただいて構いません。
 卒業生は,当日の8:55まで登校させてください。事前指導を行います。

 ご協力いただきたいこと
 ・ご自宅で検温等をしていただき,マスク着用の上ご出席ください。
 ・給食費の返金がありますので,印鑑をご持参ください。

最後の日② 5時間目の授業1

 
 最後の日となった2月28日(金)の給食はどうなんだろうと思って教室を見に行くと,2年生の教室では食事中に担任の先生が今日の午後の予定の変更を連絡していました。生徒は給食を食べながら,先生の言葉に熱心に耳を傾けていました。1年1組を見ると静かに食事中でした。いつもと違います。お気づきだと思いますが,いつもはグループごとに向かい合って座り,会話を楽しみながらの給食なのです。でも,この日は,授業のときのように全員が黒板を向いての給食でした。念のための感染予防が行われているのです。食事中はマスクができないわけで,会話を楽しみながらでは問題になることもあります。こんなところにも新型コロナウイルスの影響が出ています。
 
 5時間目は今年度の最後の教科学習の時間となりました。2年1組は,生徒の大好きな社会科です。阿部先生がいつものように,生徒との対話を楽しみながら,そして,生徒もいいところを見せようと頑張って熱心に学習していました。生徒が挙手をして,阿部先生から指名されないとがっかりする,そんな授業風景なのです。これは,いつものことなのですが,楽しい授業風景でした。
 
 今度は1年1組ですが,教室には誰もいませんでした。仕方なく隣の1年2組に行ってみると,こちらも社会科の授業でした。でも,なんだか黒板には変な絵が描いてあります。これは先生が何かを説明しようとして描いたものだと思われるのですが,一体これは何でしょう。何か馬のような動物の上に人物が乗っています。きっと学習内容と関係があるのでしょう。そして生徒はというと先生の指示を聞きながらペア学習でした。席の隣同士の男女がペアになって学習していました。男子とか女子とかをあまり最近の生徒は気にしていないようです。いいことですね。2人一組で協力し合って一生懸命学習していました。教科書本文の音読も行って内容を確認していたようです。上手な音読でした。
 

今日から臨時休業 最後の日① 放送で生徒集会

 
 2月27日(木)の夕方,突然,新型コロナウイルス感染症流行を抑止するため,全国の小中高校に対して,臨時休校の措置をとるよう,国から要請がありました。そして,気仙沼市教育委員会は,3月2日(月)から小中学校を臨時休業とすることを決定しました。ですから,急遽2月28日(金)が実質的な3学期の終了になってしまったのです。
 やっとインフルエンザが終息し,安心して卒業式等の行事を迎えられると思っていた矢先でした。今回の事態は非常に残念なものとなってしまいました。職員室の黒板には予定中止がたくさん示され,臨時対応が記入されていました。生徒会の奉仕活動「鹿中きれいの日」も中止です。教職員の朝の打合せでは,3学期が実質的に終了となるので,現段階の情報を確認し,必要最低限の対応を落ち着いてとることを確認しました。そして,生徒たちに動揺が起きないように注意していくことにしました。
 
 打合せの後には,放送による生徒集会を行いました。朝の挨拶の後,校長先生からは,気持ちをしっかりもって学校生活するように話されました。そして,フットサル大会で入賞したサッカー部や,県作曲コンクールで入賞した生徒に賞状が手渡され,健闘が讃えられました。続いて,いつものように各委員会からの活動報告と呼びかけです。恐らく生徒たちは,不安な気持ちだったと思うのですが,責任を持って真剣に活動していました。ほとんどの生徒がマスクをつけています。その姿が,今回の事態を物語っています。
 放送室には,切られた桜の枝が活けられていました。用務員さんが,暖かい場所で花を咲かせておき,卒業式でこれを飾ろうとしていたものです。蕾が膨らんでいます。もう少しで開花するところです。この桜が春の気配を届けてくれるのを生徒に見せることができなくなるかもしれません。そうなったら,とても残念なことです。
 

感謝を伝える 放送委員会企画番組「For You」

 
 先日は1年生の「ありがとうBOX」をご紹介しましたが,今回は放送委員会の取組です。特別企画番組が先日昼の放送で行われていました。学年ごとの3回シリーズの番組です。主旨は,昼の放送で日ごろの感謝を伝えようというもので,その名は「For You」です。番組を放送するに当たって,放送委員会の生徒は全校に感謝を述べたい内容を調査したようです。初日は1年生からはじまり2年,3年と3回シリーズで感謝を伝えたい人が紹介され,どんなことで感謝したいのかが紹介されていました。BGMに優しい曲がかけられ,アナウンスが大きくはっきりと感謝を伝えていました。放送室でその様子を見てみると,自分の担当の原稿を読み上げたと思うと給食を食べるといったリレーをしていました。いつものことですが,さすがだなと思いました。学年末にふさわしい内容であり,何か心が優しくなる特別番組でした。生徒同士だけでなく,先生から生徒へ,生徒から先生へといった内容もありました。この1年,生徒と先生が共に歩んできたことが分かるものでした。
 

校内いじめゼロポスターコンクール実施 学級委員会

 
 各学級で幾つかのグール-プごとに相談をして,いじめをなくすことを目的にしてポスターが制作されました。これは生徒会の学級委員会が例年実施している「校内いじめゼロポスターコンクール」です。特定の生徒や委員会がポスターを制作するのではありません。全校生徒全員がグループごとにこれに関わります。どんなポスターにしようかと企画を話合うこと,実際に制作すること,その後に生徒全員と先生たちがよい作品を選んで投票をし最優秀等を決めること,そして,校内に掲示すること,これらを通して,生徒みんながいじめを自分たちの問題として考え,いじめに対するしっかりとした考えや態度をつくることを目指しているものです。ちなみに,今年度のいじめ認知件数はゼロでした。その背景にはこのような生徒の取組があるのです。
 今回も,それぞれのポスターに込めた考えや呼びかけをしっかりと受け取って行きたいものですね。ポスターは生徒昇降口に掲示されました。貼り出された朝には登校してきた生徒たちが集まって談笑しながら熱心にポスターを見つめていました。さて,審査結果はどうだったのでしょうか。これからも,いじめを許さない,明るい学校にしていきたいものです。