鹿中 学校生活

今日の鹿折中

咲きました! 紅白の梅の花

 
 校庭の鉄棒のあるあたり,体育館の前に,背の低い梅の木があります。ご覧のように今年も白い花を付けました。白梅の開花です。写真は3月18日(水)に撮影したものです。まだ咲き始めたばかりで見頃ではありませんが,あっという間に満開になるでしょう。この日は春風に吹かれて枝を揺らしていました。いよいよ春の到来ですね。楽しみです。
 
 白梅が青空を背景に咲き出した姿には何か凛としたものがありますね。桜の開花とは趣が異なります。これを機に一斉に春の風景が見られるようになるのでしょう。
 
 では,紅梅はどうなのでしょうか。本校では同窓会の記念碑「青雲の志」の側に老木の紅梅があります。それほど大きな樹ではなのですが,恐らく相当樹齢を重ねてきたものだと思います。樹皮がそのことを物語り,時々心配になって眺めている梅の木なのですが,こちらも今年は蕾をたくさんつけて赤く膨らんでいました。まだ咲いてはいないのかなと思ってよくよく見ると,一輪の花を見つけました。紅梅も咲いていました。古人が「梅一輪 一輪ほどの温かさ」と詠んだ梅ですが,この日の梅は蕾を真っ赤に膨らませて,まるで歌い出すかのような風情で日差しを浴びています。いいですね。紅白そろって花を付けた3月18日でした。
 

学校評価② 保護者の評価から

 前回に続き,今回は「保護者の評価」です。まず,保護者が「高く評価」している内容です。アンケートで保護者が高く評価している内容は,先の生徒の評価とも一致しています。保護者は,子どもが家族との対話があり,家族の一員としての自覚をもって生活していると感じています。これは生徒も同様でした。また,保護者は子どもとの関係がよく,概ね家庭教育がうまくいっていると感じる方が多いようです。一方,生徒も家族が自分に愛情を向けており,善悪の判断や規律・礼儀等を指導してくれていると感じていることから,本校生徒の親子関係は良好のように思われます。このことは,各家庭に家庭教育の基盤ができていることを示すものだと思います。
 また,保護者は学校が連絡事項等の周知をし,生徒の努力や能力を適切に評価し,健康や食育,安全や防災等について適切な指導をしていると捉え,高く評価しているようでした。
 しかし,表にはありませんが,昨年,保護者は生徒全体が規律や礼儀を守り,互いに思いやりある生活をしていると良い評価をしていましたが,今回はそうではありませんでした。
 ホームページは除いて,保護者が「低く評価」したのは,生徒のスマホやゲーム機のけじめのある利用(メディア利用)のことです。また,生徒の「生活習慣」(食事,睡眠,あいさつ,整理整頓など)のことです。これも生徒の認識と一致します。保護者の目から見ても,この問題は大きく感じられるのでしょう。多くの家庭では生徒のメディア利用や生活習慣への懸念があることが伺われます。その影響は具体的にどう表われているのでしょうか。先のように親子関係がよく,家庭教育の基盤ができており,生徒も家庭の愛情を感じていることから,今後,家庭の指導が成果を上げる可能性は高いと思います。各家庭が歩調を合わせた共通の指導をしてみてはどうかと思います。
 県教育委員会の調査では,中学1年生のメディアの利用時間は年々増加しており,令和元年は,中学1年生の60%程度が一日1時間以上利用していました。中学2・3年生はそれ以上と予想します。これは全県的な問題です。このことと関係があるかどうか,鹿折中生徒が粘り強く学習し,学習面でも活躍していると感じる保護者は少ないようです。そして,いじめや不登校のない学級(学校)づくりの点にも懸念があるようです。メディア利用や生活習慣は,学習,いじめ,不登校などに広く影響するかもしれません。家庭と学校の工夫や協力が必要です。
 表にはありませんが,昨年は「家庭学習」の実施への評価が低かったのですが,保護者の評価は変わりました。家庭学習を行う習慣形成はある程度できてきたのかもしれません。

学校評価① 生徒の評価から

  
 2月に今年度の「学校評価」の内容を公表しました。今回は「生徒の評価」からどのようなことが言えるのかをご紹介します。
 まず,生徒が「高く評価」している事柄です。アンケートからは,本校の生徒は,家族との対話があり,家族の一員としての自覚があると感じていることが分かります。また,その家族は自分に愛情を向けて励ましており,善悪の判断や規律・礼儀等を指導してくれていると感じる傾向が強いようです。生徒と家族とのよい関係が伺われます。
 また,教師については,生徒の努力や能力を適切に評価し,部活動,健康や食育,防災等を適切に指導し,学級や生徒会もきちんと指導していると感じる生徒が多いようです。家族との関係だけでなく,教師への信頼も高い傾向があると言えそうです。
 このような家族の愛情,教師への信頼の下で,生徒は学校行事に積極的に取り組んでいます。この傾向は昨年度と概ね一致します。
 次に,生徒が「低く評価」している内容です。アンケートで生徒が低く評価しているものを見ると,「自分自身」に関する内容が多く見られます。
 まず,スマホやゲーム機などで,けじめのあるメディア利用ができていないことが一番目です。全校生徒の3分の1は,自分のメディア利用に問題を感じています。そのことと関連しますが,よい「生活習慣」(食事,睡眠,あいさつ,整理整頓など)を身に付けていないと感じる傾向があります。そして,昨年度と同様に,将来への夢や希望は弱く,学校教育目標である「未来を見すえ,心豊かに,力強く,学び続ける生徒」に近づいてはいないと感じる傾向があるようです。今後,学校や家庭は,生徒のこのような側面へのアプローチにもっと力を入れて取り組まなければなりません。
 また,教師に対しては,生徒をよく理解し,一人一人を大切にすることを今以上に求めているようです。このことについては,教師自身の振り返りが必要です。そして,全体指導だけでなく,個別指導の充実を大切にしなければならないと思われます。
 表にはありませんが,昨年度と比べると,生徒が他の人へ優しく公平に接することや,教師の教科指導を楽しく感じることなどは向上したようです。今回は上位にはなく。改善傾向にあると見られます。

鉛筆の持ち方 個性?

  
 どうですか,この鉛筆の持ち方? 生徒の学習の様子を見ていて,気付いたときに手元を撮影していたものです。実に様々な鉛筆の持ち方があって,個性だと言えば個性なのですが,これでいいのかなと思う持ち方もあったりするのです。6枚の写真をご覧になってどう思われますか?
 一般には,正しいお箸の持ち方から,下の箸をとった状態が鉛筆の持ち方だと言われます。お箸の持ち方も様々なので,何が正しいのかよく分からなくなってしまいます。特に気にする必要はないとも思いますが,どうでしょう。中学生になってから鉛筆の持ち方やお箸の持ち方を矯正するのは難しいことです。ですから,最初にお箸や鉛筆を持たせるときにきちんと基本を身に付けさせたいものです。基本を身に付けることは何事においても大事です。鉛筆の持ち方を見ていて特に気になるのは,鉛筆の軸が手前側に倒れているのでなく,向こう側に倒して描いている生徒が結構いることです。鉛筆の先がしっかり見えるので,確かめやすいのでしょうが,柔らかく素早く文字を書くには不向きのように感じます……慣れなのでしょうか? お子様がどんなの持ち方をしているのか,どうか見てみてください。
  

これはなんだ! 生徒の作品

 
 生徒のいない校舎となって久しいのですが,美術室に行ってみると不思議なものがたくさん置いてあり,活気溢れる風景となっているのです。この人物たちは一体一体各生徒が担当して作っているものです。ほとんど完成しているように見えるのですが,まだ時間が必要かもしれない作品もあります。3月も授業が続けられたらきっと全員が完成させることができたのでしょうね。それにしても,それぞれに動きの面白いところを捉えていると思います。それがたくさん集まると壮観でとても素晴らしいです。これは,2年生の作品です。
 
 下の漢字をモチーフとした作品も美術室に置いてあったものです。完成している作品のようですね。作品票も貼ってありますから,掲示するばかりになっていたのでしょう。惜しいです,全員分を貼り出したら,いい掲示物になるでしょう。これは新学期のお楽しみでしょうか。こちらは1年生の作品です。右下は,2年生のポスターです。こちらも完成していますね。
 
 最後にご紹介するのは下のイラストです。これは美術室にあったものではありません。支援学級の生徒が年末に2020年のカレンダーをつくりましたが,カレンダーの挿絵として描いたイラストなのです。とてもインパクトのあるイラストでいいなと思っていたものでした。特に,右下の樹木のイラスト。11月のカレンダーで使用するので,紅葉の樹木ではないかと思うのですが,存在感のある樹だなあと思うのです。上手にかけましたね。