鹿中 学校生活

今日の鹿折中

保護者あてメール(春休み・部活動)

 本日,市教育委員会からの連絡を受け,下記のとおり保護者の皆様にメールを送信しましたので,確認のため掲載します。


保護者あてメール(春休み・部活動) 令和2年3月24日

 臨時休業措置へのご理解とご協力,ありがとうございます。
さて,3月25日からの学校活動について,市教育委員会より下記の連絡がありましたのでお知らせします。
①春季休業の扱い(令和2年3月25日(水)~4月7日(火))
 臨時休業期間とせず,感染防止対策を講じた上で,通常に準じた春季休業とします。登校日を必要に応じて各学校が設定することがあります。
②春季休業中の部活動
  春季休業期間中の部活動を認めますが,感染防止策を徹底させます。(活動前の健康チェックは必須とし,屋内の場合には広いスペースで十分な換気を行うようにします。)
③新年度当初の行事
 入学式,始業式,年度初めの諸行事は,文科省ガイドラインに沿って後日方針を示します。

 そこで,本校では,3月30日(月)から部活動を再開する予定です。活動日等は3月27日(金)の修了式・離任式後の学活でお子様に「春休みのしおり」を配布して連絡をします。ご家庭で「健康チェック」をして登校し,1日2時間程度の活動となる予定です。なお,参加を強制するものではありません。また,活動の有無は部ごとに異なります。部ごとにメールでご連絡することもありますのでご承知願います。

学校評価④ 次年度の構想

   基本的には,来年度も今年度の内容を継続します。学校教育目標は従来のものですが,今年度,生徒向けのスローガン「未来を夢見る人間になろう」を制定して経営方針や重点努力事項を刷新しました。しかし,生徒の未来を夢見る姿はまだ弱いので,継続して2年目に取り組み,更なる成果を導きます。
 なお,経営方針の9項目の関係は上図のように捉えています。教育目標を達成するために,生徒への①理解と愛情をベースにして,②生徒の活動や,保護者・地域との⑨協働・連携を大事にする。そして,教師が⑦指導のポイントを押さえ,⑧生徒の安心安全や教師の働き方を工夫しながら,⑥3年間の効果的指導をする。そのことで,③生徒の夢や希望を育み,④学力を向上させ,⑤爽やかな生活を目指すというものです。なお,評価指標は来年度も同様とします。
 最後に,来年度の教育活動の具体については,今後工夫・検討していきますが,以下の方向性を意識して,実践やその継続を試みたいと思います。この実践や実践の継続には,教師同士の情報交換や連携の充実が必要だと思われます。また,教員研修を今まで以上に充実させることも大切です。教師の健康や規律の保持,適切な働き方の推進は当然のことです。とりわけ,学校と保護者との丁寧な対話による相互理解と相互協調の充実が今後も重要なことだと思います

学校評価③ 教師の評価から

 
 今回は「教師の評価」です。上表C(1)の教師の評価は,学校教育目標が実現方向にあるかどうかを判断したものです。ここでは数値は割愛しましたが,結論として,学校教育目標は概ね実現の方向にあると教師は感じているようです。(生徒の自己評価とは異なっています)また,目指す生徒像1「学ぶ意欲に満ちた生徒(知)」,目指す生徒像2「認め合い,高め合う生徒(徳)」についても,よい方向にあると思っています。教師が課題とするのは,目指す生徒像3「目標をもち,心身を鍛える生徒(体)」が低下傾向にあること,そして,目指す生徒像4「夢や希望をもって未来を歩む生徒(志)」の手応えが得られていないことです。
 上表C(2)は学校経営方針が徹底されているかどうかを教師が自己評価したものです。ですから,この表は成果ではなく,取組の充実度を示します。
 教師としては,①生徒を理解して一人一人に愛情を向けること,②生徒の活動を大事にして主体的な学校生活をさせること,④教科指導を充実させて学力の確実な向上を図ること,そして,⑨保護者や地域と協働・連携した学校づくりをすることにしっかりと取り組んだと思っているようです。しかし,生徒理解や一人一人への教育については,生徒の評価が先に述べたように否定的であったことを踏まえて再度考えてみなければなりません。
 一方教師は,③一人一人の夢を育み,未来への期待と意欲を高めることは十分ではなかったかもしれません。前述のように,このことについての生徒の意識は十分ではないことが分かっています。教師の取組との関連はどうでしょうか。そして,⑥3年間を見通した総合的な学習への指導の部分でも教師は不十分さを感じているように見えます。  
 さらに,下降傾向や徹底の弱さが感じられたのは,⑤望ましい生活習慣や優しさのある爽やかな生活,⑦SDGsを活用したESD,言語活動の充実,誉めること(叱ること),⑧生徒の安全安心な学校生活や教員の働き方の工夫などでした。
 これらの経営方針は,今年度新たに掲げたものです。更なる実践が必要だと考えます。
 
 上表C(3)の重点努力事項は今年度新たにしたものです。この表は重点努力事項に対して具体的な取組が実際になされたかどうかを振り返ったものです。
 数値からは,⑤生徒を励ます,生徒に考えさせる環境づくりをすること,⑥生徒の活動で主体的な生活と仲間づくりをすること,⑦生徒の安全・安心な生活と健康づくりをすることについては実際に取り組まれていたと考えられます。
 しかし,①学力を確実に向上させること,②生活習慣をしっかりとさせること,④総合的な学習をより効果的にすることについては,まだ取組の余地がありそうでした。 
 そして,③「心の教育」を豊かにすること,⑧適切な働き方を実現することについては実際の取組が不十分であり,課題があるという結果でした。 
 これらの取組状況が先の生徒の意識に影響しているかもしれません。
 今年度の学校の取組が成果を上げたかどうかを測る物差しとして,学校ではあらかじめ「評価指標(目標)」を設定していました。これは生徒の意識面から,取組の成果を測るものです。その結果は上表Dのようになりました。
 目標を達成した内容を列挙してまとめると,生徒が②学校での毎日の授業に集中して取り組むようになり,⑦友達の前で自分の考えや意見を発表することも得意になり,⑪自分の未来に期待をして実現に意欲がもてるようになって,⑬生徒の活動が充実して主体的な学校生活をし,⑯他の人に優しく接することができるようになりつつあるということです。
 また,まだはっきりと成果が出せていないのは,①毎日,家庭学習に取り組むことであり,④自分から進んであいさつをすることであり,⑭自分の学力が確実に向上してきたと思えるようになることでした。生徒の努力や,教師の取組の余地はまだありそうです。
 一方,課題が明確だったのは,③早寝,早起きを意識して生活をし,⑮自分の生活習慣はよいと感じられるようになることです。そして,⑤難しいことでも,失敗を恐れないで挑戦をし,⑥自分にはよいところがあると思えるようになることです。また,⑧将来の夢や希望がもてて,⑨学校に来るのが楽しいと思い,⑩地域や社会をよくするために何をすべきかを考えるようになって,⑫社会の未来に期待をし,その実現に意欲をもてるようになることです。……このように改善すべき課題が見えています。この結果は先に述べた生徒・保護者・教師の評価結果と概ね一致していると思います。

咲きました! 紅白の梅の花

 
 校庭の鉄棒のあるあたり,体育館の前に,背の低い梅の木があります。ご覧のように今年も白い花を付けました。白梅の開花です。写真は3月18日(水)に撮影したものです。まだ咲き始めたばかりで見頃ではありませんが,あっという間に満開になるでしょう。この日は春風に吹かれて枝を揺らしていました。いよいよ春の到来ですね。楽しみです。
 
 白梅が青空を背景に咲き出した姿には何か凛としたものがありますね。桜の開花とは趣が異なります。これを機に一斉に春の風景が見られるようになるのでしょう。
 
 では,紅梅はどうなのでしょうか。本校では同窓会の記念碑「青雲の志」の側に老木の紅梅があります。それほど大きな樹ではなのですが,恐らく相当樹齢を重ねてきたものだと思います。樹皮がそのことを物語り,時々心配になって眺めている梅の木なのですが,こちらも今年は蕾をたくさんつけて赤く膨らんでいました。まだ咲いてはいないのかなと思ってよくよく見ると,一輪の花を見つけました。紅梅も咲いていました。古人が「梅一輪 一輪ほどの温かさ」と詠んだ梅ですが,この日の梅は蕾を真っ赤に膨らませて,まるで歌い出すかのような風情で日差しを浴びています。いいですね。紅白そろって花を付けた3月18日でした。
 

学校評価② 保護者の評価から

 前回に続き,今回は「保護者の評価」です。まず,保護者が「高く評価」している内容です。アンケートで保護者が高く評価している内容は,先の生徒の評価とも一致しています。保護者は,子どもが家族との対話があり,家族の一員としての自覚をもって生活していると感じています。これは生徒も同様でした。また,保護者は子どもとの関係がよく,概ね家庭教育がうまくいっていると感じる方が多いようです。一方,生徒も家族が自分に愛情を向けており,善悪の判断や規律・礼儀等を指導してくれていると感じていることから,本校生徒の親子関係は良好のように思われます。このことは,各家庭に家庭教育の基盤ができていることを示すものだと思います。
 また,保護者は学校が連絡事項等の周知をし,生徒の努力や能力を適切に評価し,健康や食育,安全や防災等について適切な指導をしていると捉え,高く評価しているようでした。
 しかし,表にはありませんが,昨年,保護者は生徒全体が規律や礼儀を守り,互いに思いやりある生活をしていると良い評価をしていましたが,今回はそうではありませんでした。
 ホームページは除いて,保護者が「低く評価」したのは,生徒のスマホやゲーム機のけじめのある利用(メディア利用)のことです。また,生徒の「生活習慣」(食事,睡眠,あいさつ,整理整頓など)のことです。これも生徒の認識と一致します。保護者の目から見ても,この問題は大きく感じられるのでしょう。多くの家庭では生徒のメディア利用や生活習慣への懸念があることが伺われます。その影響は具体的にどう表われているのでしょうか。先のように親子関係がよく,家庭教育の基盤ができており,生徒も家庭の愛情を感じていることから,今後,家庭の指導が成果を上げる可能性は高いと思います。各家庭が歩調を合わせた共通の指導をしてみてはどうかと思います。
 県教育委員会の調査では,中学1年生のメディアの利用時間は年々増加しており,令和元年は,中学1年生の60%程度が一日1時間以上利用していました。中学2・3年生はそれ以上と予想します。これは全県的な問題です。このことと関係があるかどうか,鹿折中生徒が粘り強く学習し,学習面でも活躍していると感じる保護者は少ないようです。そして,いじめや不登校のない学級(学校)づくりの点にも懸念があるようです。メディア利用や生活習慣は,学習,いじめ,不登校などに広く影響するかもしれません。家庭と学校の工夫や協力が必要です。
 表にはありませんが,昨年は「家庭学習」の実施への評価が低かったのですが,保護者の評価は変わりました。家庭学習を行う習慣形成はある程度できてきたのかもしれません。