鹿中 学校生活

今日の鹿折中

学校の日常 戻るか!? 

 
 学校は臨時休業期間を終了し,3月25日(水)からは通常の春休みに準じた学校活動に戻ることになりました。明日,27日(金)にはまだ実施できないでいた3学期修了式と離任式を行って1年のけじめをつける予定です。やっとこの時がやってきました。しかし,問題の原因となる感染症は終息していません。今後,集団感染が生じて爆発的な流行となったり,最悪,都市封鎖となる事態となったりする可能性も残っています。どうなるか不安ですが,とにかくできる対応をしっかりとしながら臨んでいくしかありません。本校では来週からは部活動が可能になるのですが,写真のような学校の日常は戻るのでしょうか?
 
 学校は,社会を学ぶ場ですから少し厳しい場所ではありますが,生徒たちを励まし,自信をつけさせ,生きる喜びを感じさせる場所でもあります。ですから,子どもたちにとって学校はとても大事な場所です。9年前の震災のときにも経験したことですが,学校を正常化することはもの凄く大切なことです。未来は学校で育まれているのですから。写真のような学校の日常が生徒たちに戻ることを強く願います。
 どんなことがあっても,これからも皆様のご協力をいただき,子どもたちと学校を大切にしていきたいと思います。どうか,ご協力ください。
 

すごい賞状があるんです!

 
 会議室の正面には生徒や先生・PTAが頂いたたくさんの賞状が掲げられています。その中の真ん中にあるのが左上の写真です。写真入りの額が2枚並んでいるものです。これは昭和49年7月24日に中総体県大会陸上競技で男子が総合優勝したもの。そして女子が総合優勝したときのものです。つまり,県大会でのアベック優勝です。このできごとは今も伝説になっている大快挙でした。ですから,会議室の真ん中の一番高いところに写真入りで並べて掲げているのです。すごい賞状です。なお,鹿折中の女子陸上部は昭和45年,昭和52年にも県大会で総合優勝しています。伝統ある陸上競技部だったのですね。また,会議室には昭和51年に男子バレーボール部が3月の県選抜優勝大会で優勝したときの賞状も掲げられています。
 いよいよ臨時休業が解かれて30日(月)からは部活動ができるようになります。現在の鹿折中生の皆さんにも先輩たちに負けず,部活動での偉業を成し遂げてほしいと思います。頑張りましょう!
 

保護者あてメール(春休み・部活動)

 本日,市教育委員会からの連絡を受け,下記のとおり保護者の皆様にメールを送信しましたので,確認のため掲載します。


保護者あてメール(春休み・部活動) 令和2年3月24日

 臨時休業措置へのご理解とご協力,ありがとうございます。
さて,3月25日からの学校活動について,市教育委員会より下記の連絡がありましたのでお知らせします。
①春季休業の扱い(令和2年3月25日(水)~4月7日(火))
 臨時休業期間とせず,感染防止対策を講じた上で,通常に準じた春季休業とします。登校日を必要に応じて各学校が設定することがあります。
②春季休業中の部活動
  春季休業期間中の部活動を認めますが,感染防止策を徹底させます。(活動前の健康チェックは必須とし,屋内の場合には広いスペースで十分な換気を行うようにします。)
③新年度当初の行事
 入学式,始業式,年度初めの諸行事は,文科省ガイドラインに沿って後日方針を示します。

 そこで,本校では,3月30日(月)から部活動を再開する予定です。活動日等は3月27日(金)の修了式・離任式後の学活でお子様に「春休みのしおり」を配布して連絡をします。ご家庭で「健康チェック」をして登校し,1日2時間程度の活動となる予定です。なお,参加を強制するものではありません。また,活動の有無は部ごとに異なります。部ごとにメールでご連絡することもありますのでご承知願います。

学校評価④ 次年度の構想

   基本的には,来年度も今年度の内容を継続します。学校教育目標は従来のものですが,今年度,生徒向けのスローガン「未来を夢見る人間になろう」を制定して経営方針や重点努力事項を刷新しました。しかし,生徒の未来を夢見る姿はまだ弱いので,継続して2年目に取り組み,更なる成果を導きます。
 なお,経営方針の9項目の関係は上図のように捉えています。教育目標を達成するために,生徒への①理解と愛情をベースにして,②生徒の活動や,保護者・地域との⑨協働・連携を大事にする。そして,教師が⑦指導のポイントを押さえ,⑧生徒の安心安全や教師の働き方を工夫しながら,⑥3年間の効果的指導をする。そのことで,③生徒の夢や希望を育み,④学力を向上させ,⑤爽やかな生活を目指すというものです。なお,評価指標は来年度も同様とします。
 最後に,来年度の教育活動の具体については,今後工夫・検討していきますが,以下の方向性を意識して,実践やその継続を試みたいと思います。この実践や実践の継続には,教師同士の情報交換や連携の充実が必要だと思われます。また,教員研修を今まで以上に充実させることも大切です。教師の健康や規律の保持,適切な働き方の推進は当然のことです。とりわけ,学校と保護者との丁寧な対話による相互理解と相互協調の充実が今後も重要なことだと思います

学校評価③ 教師の評価から

 
 今回は「教師の評価」です。上表C(1)の教師の評価は,学校教育目標が実現方向にあるかどうかを判断したものです。ここでは数値は割愛しましたが,結論として,学校教育目標は概ね実現の方向にあると教師は感じているようです。(生徒の自己評価とは異なっています)また,目指す生徒像1「学ぶ意欲に満ちた生徒(知)」,目指す生徒像2「認め合い,高め合う生徒(徳)」についても,よい方向にあると思っています。教師が課題とするのは,目指す生徒像3「目標をもち,心身を鍛える生徒(体)」が低下傾向にあること,そして,目指す生徒像4「夢や希望をもって未来を歩む生徒(志)」の手応えが得られていないことです。
 上表C(2)は学校経営方針が徹底されているかどうかを教師が自己評価したものです。ですから,この表は成果ではなく,取組の充実度を示します。
 教師としては,①生徒を理解して一人一人に愛情を向けること,②生徒の活動を大事にして主体的な学校生活をさせること,④教科指導を充実させて学力の確実な向上を図ること,そして,⑨保護者や地域と協働・連携した学校づくりをすることにしっかりと取り組んだと思っているようです。しかし,生徒理解や一人一人への教育については,生徒の評価が先に述べたように否定的であったことを踏まえて再度考えてみなければなりません。
 一方教師は,③一人一人の夢を育み,未来への期待と意欲を高めることは十分ではなかったかもしれません。前述のように,このことについての生徒の意識は十分ではないことが分かっています。教師の取組との関連はどうでしょうか。そして,⑥3年間を見通した総合的な学習への指導の部分でも教師は不十分さを感じているように見えます。  
 さらに,下降傾向や徹底の弱さが感じられたのは,⑤望ましい生活習慣や優しさのある爽やかな生活,⑦SDGsを活用したESD,言語活動の充実,誉めること(叱ること),⑧生徒の安全安心な学校生活や教員の働き方の工夫などでした。
 これらの経営方針は,今年度新たに掲げたものです。更なる実践が必要だと考えます。
 
 上表C(3)の重点努力事項は今年度新たにしたものです。この表は重点努力事項に対して具体的な取組が実際になされたかどうかを振り返ったものです。
 数値からは,⑤生徒を励ます,生徒に考えさせる環境づくりをすること,⑥生徒の活動で主体的な生活と仲間づくりをすること,⑦生徒の安全・安心な生活と健康づくりをすることについては実際に取り組まれていたと考えられます。
 しかし,①学力を確実に向上させること,②生活習慣をしっかりとさせること,④総合的な学習をより効果的にすることについては,まだ取組の余地がありそうでした。 
 そして,③「心の教育」を豊かにすること,⑧適切な働き方を実現することについては実際の取組が不十分であり,課題があるという結果でした。 
 これらの取組状況が先の生徒の意識に影響しているかもしれません。
 今年度の学校の取組が成果を上げたかどうかを測る物差しとして,学校ではあらかじめ「評価指標(目標)」を設定していました。これは生徒の意識面から,取組の成果を測るものです。その結果は上表Dのようになりました。
 目標を達成した内容を列挙してまとめると,生徒が②学校での毎日の授業に集中して取り組むようになり,⑦友達の前で自分の考えや意見を発表することも得意になり,⑪自分の未来に期待をして実現に意欲がもてるようになって,⑬生徒の活動が充実して主体的な学校生活をし,⑯他の人に優しく接することができるようになりつつあるということです。
 また,まだはっきりと成果が出せていないのは,①毎日,家庭学習に取り組むことであり,④自分から進んであいさつをすることであり,⑭自分の学力が確実に向上してきたと思えるようになることでした。生徒の努力や,教師の取組の余地はまだありそうです。
 一方,課題が明確だったのは,③早寝,早起きを意識して生活をし,⑮自分の生活習慣はよいと感じられるようになることです。そして,⑤難しいことでも,失敗を恐れないで挑戦をし,⑥自分にはよいところがあると思えるようになることです。また,⑧将来の夢や希望がもてて,⑨学校に来るのが楽しいと思い,⑩地域や社会をよくするために何をすべきかを考えるようになって,⑫社会の未来に期待をし,その実現に意欲をもてるようになることです。……このように改善すべき課題が見えています。この結果は先に述べた生徒・保護者・教師の評価結果と概ね一致していると思います。