月立小学校の日常を紹介します

月立小ニュース

使いこなし…経験はスゴイ

3・4年生の教室に寄ってみると、子供たちはタブレットを開いて、担任の先生からのメッセージのやりとりをしていました。4年生は、去年の操作方法を知っていることから「あ~あれね!」という雰囲気でした。3年生は、初めてということもあり、担任の先生から教えられての操作でした。それでも、2~3回すると、もうバッチリ操作出来るようになり、その覚えの早さは、すごいものだなぁ…と思いました。コロナ禍の学校は、登校出来ない状況になった時の対応もあり、その練習も兼ねての操作でした。
昼の清掃では、それぞれの分担区を掃除していました。月立小学校の木造校舎は、明るくて気持ち良くなります。本当に素敵な校舎と実感しています。きれいな校舎だからきれいにしたい。やはり、きれいと思う心が、きれいにしたい行動に結びついているように感じています。
 
5校時は、早稲谷鹿踊の学習です。今年度、初めて鹿踊の先生から演舞を教えてもらいました。高学年は、これまでの積み重ねてきた動きの確認と、3年生は改めて太鼓の打ち方や足運びの動きを丁寧に教えていただきました。太鼓の打ち方も左右で力の加減が必要であったり、動きも装束を身にまとった時を想像しながらの動きであったり、一つ一つの動きに歴史と伝統を感じた時間でした。
       
練習後に、早稲谷鹿踊の先生からは、伝統芸能の継承の難しさをお聞きしました。大人の継承者としても40代の方から70代の方までで、なかなか若い方の参加が難しいとの事でした。そんな中で、地域の高校生の男女の方が参加し始めて、心強いとも話していました。

日本も世界の国々の中の1つです。外国の方と話をしたときに「君の育った所の誇れる事って何?」と聞かれたときに、月立小学校を卒業した子供たちは、自信をもって「早稲谷鹿踊」を語れる事が、本当に強みであると考えています。子供たちは、自分づくりに必要な土台を早稲谷鹿踊から学んでいるように思います。
「承前啓後(しょうぜんけいご)」という言葉があります。辞書を引くと、昔を引き継ぎながら、未来につないで行くことの意味をもち、まさに、伝統芸能を子供たちが未来に引き継いで行く営みがなされているように感じています。

早稲谷鹿踊が、世界基準の文化として勝るとも劣らない地域の伝統芸能として継承されることを、本当に願った時間となりました。

これからも、みんなで応援して参りましょう。

早稲谷鹿踊保存会の皆様方、今後もよろしくお願いいたします。