鹿中 学校生活

2019年1月の記事一覧

校内席書大会 静かで張り詰めた時間でした

 
 
 1月17日(木)の5・6校時に校内席書大会を行いました。校内書き初め展で金賞を受賞した生徒の皆さんが参加して,限られた時間内に作品を仕上げ,市内展に出品する作品を制作する大会です。校内展で選ばれた皆さんが,集中して練習の成果を発揮する大会となりました。もちろん,生徒たちは真剣で必死でした。しかし,会場には物音一つなく,緊迫感に満ちた時間が過ぎていきました。それぞれにベストを尽くし,充実感のある時間を過ごしたようです。大会を終了し,書き終えた後のにこやかな顔がそれを物語っていました。文字の背後にある考えや思いを押さえて,その世界を楽しみながら,良い作品を仕上げたようです。市内展での評価を期待しましょう。
 

アンサンブルコンテスト県大会 銅賞 よく頑張りました

 
 1週間前の1月12日(土)に吹奏楽部の3人は,打楽器3重奏「ケルベロス・ドラムス」を仙台市のイズミティーの大ホールで披露してきました。アンサンブルコンテストの県大会です。昨年,12月の地区大会で金賞をいただいた演奏に更に磨きを掛け,音楽性を高めて臨んだ県大会でした。結果は,銅賞ということでしたが,とてもいい演奏ができたようです。それが一番です。「ケルベロス」とはギリシャ神話に出てくる犬の怪物で,三つの頭をもつ猛犬のことです。この曲は,その名の通り3人が入り乱れて打楽器を演奏するもので,最初に聞いたときはとてもびっくりした難しい曲です。地区大会を経て,3人は先生の指導を受けて更に練習し,曲を自分たちのものにしてきた歩みは立派です。よく頑張りました。県大会に出場して演奏した大きな経験を今後の目標に生かしてほしいものです。期待します。また,県大会に出発する時には,学校に来ていた男子卓球部,女子ソフト部の生徒の皆さんが見送りをしてくれました。ありがとう。
 

授業研究会(保体)を行いました 普段の学習の積上げ

 
 
 1月15日(月)は寒い朝でした。2校時目の体育館は恐らく氷点下に近い気温だったと思います。この寒さの中,体育館では3年男子保健体育の授業研究会が実施されました。これは年間をとおして全職員が校内で研究授業をして互いに学び,各自の授業改善を果たし,学校全体としての授業の質を向上させる取組の一つです。この日の放課後には,全職員が授業検討会に参加して学びを深め合いました。
 それにしても,さすがは3年生の学習でした。以前にもお話しましたが,最近の授業は知識技能だけでなく,思考力・判断力・表現力を育てる視点を強く持っています。バスケットボールを楽しむときに,どんな戦略でで攻撃し,どう守るかなどをチームで検討し,練習し,反省し,表現して更なる進歩を果たしていました。生徒が自立して学習している様子は素晴らしいものです。また,友達のプレーをよく見て互いに評価していることも良かったと思います。それを導く,先生の言葉がけや関わり方,継続した指導もよくできていたと思います。やはり,普段からの積み上げはとても大事だなと思わされる学習の様子でした。
 
 

スマホ18の約束(ご紹介)

 先週,スクールカンセラーの國政先生からお便りが発行されましたが,その中に紹介されている「スマホ18の約束」はご存じだったでしょうか? お便りでは前半部分だけが紹介されていました。そこで,ネット上で調べてみると,アメリカ人の下の写真のお母さんが,下の写真の息子さんにスマホをプレゼントしたときに,期待と戒めを込めて契約書を作り,子どもにスマホを賢く利用することを願ったものだと分かります。このお母さんの人間に対する洞察力の深さ,親の責任や役割を果たそうとする姿勢が伝わってくる文章です。私たちの教育や子育ての参考になるものです。

 
  以下に18のうち,7番以降をご紹介します。

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 7 このテクノロジーを使って嘘をついたり,人を馬鹿にしたりしないこと。人を傷つけるような会話に参加しないこと。人のためになることを第一に考え,喧嘩に参加しないこと。
 8 人に面と向かって言えないようなことをこの携帯を使ってSMSやメールでしないこと。
 9 友達の親の前で言えないようなことをSMSやメールでしないこと。自己規制してください。
 10 ポルノ禁止。私とシェアできるような情報をウェブで検索してください。質問などがあれば誰かに聞きなさい。なるべく私かお父さんに聞いてね。
 11 公共の場では電源を落とすなり,サイレントモードにすること。特にレストラン,映画館や他の人間と話す時はそうしてください。あなたは失礼なことをしない子です,iPhoneがそれを変えてはいけません。
 12 他の人にあなたの大事な所の写真を送ったり,貰ったりしては行けません。笑わないで。あなたの高知能でもそういうことがしたくなる時期がやってきます。とてもリスキーなことだし,あなたの青春時代・大学時代・社会人時代を壊してしまう可能性だってあるのよ。よくない考えです。インターネットはあなたより巨大で強いのよ。これほどの規模のものを消すのは難しいし,風評を消すのもなおさら難しい。
 13 写真やビデオを膨大に撮らないこと。すべてを収録する必要はありません。人生経験を肌身で体験してください。すべてはあなたの記憶に収録されます。
 14 ときどき家に携帯を置いて出かけてください。そしてその選択に自信を持ってください。携帯は生きものじゃないし,あなたの一部でもありません。携帯なしで生活することを覚えてください。流行に流されない,FOMO(自分だけが取り残されるていると思ってしまう不安感)を気にしない器の男になってください。
 15 新しい音楽,クラシック音楽,あるいは全員が聞いている音楽とは違う音楽をダウンロードしてください。あなたの世代は史上もっとも音楽にアクセスできる世代なのよ。この特別な時代を活用してください。あなたの視野を広げてください。
 16 ときどきワードゲームやパズルや知能ゲームで遊んでください。
 17 上を向いて歩いてください。あなたの周りの世界を良く見てください。窓から外を覗いてください。鳥の鳴き声を聞いてください。知らない人と会話をもってみてください。グーグル検索なしで考えてみてください。
 18 もしあなたが失敗したら,そのときはこの携帯をあなたから奪います。その失敗について私と話し合います。また一からスタートします。あなたと私はいつも何かを学んでいる。私はあなたのチームメイトです。一緒に答えを出して行きましょう。

防災新聞 防災学習から考えたことを発信する

 
 上の写真は2学期末の放課後の風景です。この日は美術室が1年生から3年生までの大勢の生徒が集まって大賑わいでした。なぜなら,1学期から課題となっていた防災新聞(壁新聞)の締め切りが間近になっているからです。まだ完成していないグループのみんなは必死に仕上げをしています。1学期から継続して勉強している防災についての勉強。この中の幾つかに焦点を当てたり,新たにアンケート調査をしたりして記事をつくり,新聞にまとめて発信するのです。鹿中生に防災学習が浸透していることを感じさせる風景でした。完成した新聞は,3学期に入って,校舎1階の廊下に全校生徒分が掲示されています。(下の写真,一部)なかなかよくできた新聞もあるようです。現在は先生方で審査中です。ご来校の際にはどうぞご覧になってください。
 

生徒数の変化 新しい現実・新しい学校づくり

 少子高齢社会です。上の表は本校の生徒数の変化を表しています。震災直後の平成23年度は全校の生徒数は218人でした。そして,7年を経た今年度は118人です。この間,本校の生徒数は100人も減少したのです。主たる原因は,人口の減少と出生数の減少です。このことは,他校も同様です。本校の来年度は102名になる予定で,以降は100名余りの生徒数で暫く安定する見通しです。
 このことから,生徒の学校生活や,学校の指導も変化することは当然です。学年が単学級になると,生徒の切磋琢磨や仲間作りも変わってくるでしょうし,昔と同じように部活動をすることも難しくなります。反面,一人一人を細やかに指導し助言することができるようになると思います。これからは新しい現実を踏まえた新しい学校づくりをしていくことが大切ですね。生徒諸君にも,一人一人が一層大きな存在感を発揮することで,学校全体の輝きを大きくしてほしいものです。同時に,PTA会員数や職員数も減るわけですから,私たち大人も考えなくてはなりません。新しい学校づくりにチャレンジしていきましょう。
 
 ※写真は今年度の入学式の風景です。

なぜリボンが? ナイスなアイディアです

  
 このリボンは何でしょう?…よくよく見ると,水洗トイレのレバーにピンクのリボン。校舎内すべてのトイレのレバーに,このリボンが取りつけられました。そのねらいは,使用後に足でレバーを踏みつけて水を流すのを防止するためです。足で踏みつけてレバーが汚れたり,壊れたりするのを防止するのです。このリボンがついていると,自然に手でレバーを操作する気持ちになるといいます。生徒の発想ですが,ナイスなアイディアです。いいと思います。ちょっとした工夫で,丁寧な気持ちで物に接するようになるのですね。この発想,他にも活用できるかもしれません。

インフルエンザ流行 今が大事なポイント

 インフルエンザ対策を!
 珍しく2学期末までに市内でのインフルエンザの発症がなく,安心していたのですが,新年になって一気に罹患者が急増しています。本校では先週末の段階で3名が罹患しました。小・中・高を問わず,市内の他校では罹患者が多数となったため,学級閉鎖や部活動中止等の措置をとるところが出ています。本校もピンチです。爆発的な感染が起きないようにしなければなりません。木曜日には早速アルコールで校舎内を除菌しましたし,金曜日は特に心配な学級は全員がマスク着用で過ごしました。この3連休の過ごし方が大事なポイントになります。今後に影響すると思います。生徒や職員は,ぜひ危機感をもって具体的な予防行動をお願いします。インフルエンザの流行で,3年生の受験が危ぶまれたり,大会等に参加できなくなることもあります。罹患防止に最善を尽くしましょう。下は先週の保健だよりからの抜粋です。もう一度ご確認ください。

校舎のワックス掛け ご苦労さまでした

 
  これは2学期末の風景です。新学期を清々しく迎えるため,生徒たちは校舎のワックス掛けに励みました。まず,クレンザーを使って床の汚れをきれいに落とします。それを拭き取って乾かしたら,モップを使ってワックスを掛けます。しかし,ワックスを掛けると乾くまでは歩けないので困ります。そこで,廊下などは半分ずつワックスを掛けなければなりません。写真の中にスリッパが見えますが,これが目印となっています。ワックス掛けは大変な作業なのです。生徒の皆さん,最後まで頑張った保健委員の皆さん,ありがとうございました。
 さて,下の写真は体育館のワックス掛けの風景です。12月27日(木)の部活動終了後,男女バスケ部,男女卓球部の皆さんが作業をしてくれました。下の真ん中の写真をみると,ワックスの有無の差が歴然とお分かりだと思います。体育館はその広いので,また大変な作業でした。お陰で3学期の始業式は,このピカピカしたフロアの上で,気持ち良く行うことができました。お疲れ様でした。
  

毎月11日は防災学習の日 「海とともに」

 
 今日は防災学習の日です。朝の始業前の時間を利用して継続的に学習が進められています。8回目の3.11みやぎ鎮魂の日も近づいてきました。上の写真は鹿折川に新しく架けられた「浪板橋」から魚市場方面を撮影したものです。今は立派な堤防ができて,周囲の水産加工場も再建されて稼働しています。少しずつこの町が災害から立ち上がっていることが分かる写真です。鹿折は,そして気仙沼は,これからどんな町になっていくのでしょうか。震災の記憶をいつまでも忘れずに,その教訓を活かした町づくり,人づくりをしていきたいものです。本校の防災教育が将来の町づくりに役立つことを願います。
 ところで,本校3年生の鈴木友彩さんが書いた「海とともに」という文章があります。これは,文集「うみ」に出品した作品ですが,本校の生徒の多くは友彩さんと同じような思いでいるのではないかと想像します。よい文章ですので下にご紹介します。
 作文原稿 文集「うみ」30(鈴木友彩).pdf