水梨の自然・歴史・文化

　２０２０東京オリンピック・パラリンピックの聖火リレーのコースが検討されています。ここ気仙沼も是非通過してほしいものです。

　さて、１９６４年１０月１０日に開会式が行われた東京オリンピックですが、学校日誌を確認したところ、当日は３校時で終了したようです。

　「オリンピック東京大会開会式
　　授業短縮　３校時限」

　
　午後の開会式を見るためだったのでしょうか。

　本校では、長く地域の伝統芸能「鶏舞」の学習に取り組んでいます。

　多目的ホールには、陶器でできた鶏舞の壁画があります。校舎の屋根瓦を施工した業者に依頼して作成したものです。
　中央の山は「徳仙丈山」です。
　
　両側の杉は、羽田神社の太郎坊・次郎坊です。

校舎からプールまでは約７００ｍ離れています。
途中、栗の木が道路脇に数本あります。
中には、いがが口を開け、栗の実が見えているものもあります。

　約６０年前、昭和３５年５月２３日の日誌にはチリ地震津波に関して、次のような記述がありました。
　様々な情報が詰まった学校日誌です。大切に保存していきたい者です。

　「気仙沼地方　津波のため被害あり」

　三陸全体では１５２２名、宮城県内では１７０名が死亡しました。
　大船渡市綾里では２８．７ｍの高さまで津波が押し寄せたそうです。

　昭和８年３月３日の学校日誌には「昭和三陸沖地震」により津波が到達したことが書かれています。
　この地震は３月３日午前２時３０分４８秒に、岩手県上閉伊郡釜石町（現・釜石市）の東方沖約 ２００ ｋｍを震源として発生した地震で、気象庁の推定による地震の規模はマグニチュード８．１でした。地震発生３０分後に津波が到達したという記録があります。
　死者数は全体で１５２２名、宮城県内では１７０名にも上りました。
　
　黄色の枠で囲んだところに
　「本日午前２時３０分より　数回にわたり大地震あり　なお三陸沿岸に津波あり」　と記されています。