引力は確かにあってすこしだけ
顔が上向く満月の夜
令和5年度本校卒業生Hさんの短歌。
特に助詞の使い方が秀逸で、あまりにも巧みな言葉の選択です。感動の主役はあくまでも月でありながらも、美しい情景に魅せられた心の動きを見事に表現しています。月の引力を潮の満ち引きから日常で感じられる豊かな自然、唐桑で育ったからこそ生み出された歌なのだと思います。
今も、このように言葉を紡げる素敵な生徒がたくさんいる唐桑中学校です。
本日早朝に,気仙沼市内の各中学校から代表として選ばれた生徒たちが,茨城県つくば市での研修に向けて出発しました。本校からも2名の生徒が,元気に気仙沼を出発しました。
茨城県つくば市は,東京都内に集中した国の試験研究機関等を計画的に移転することで,東京の過密緩和を図り,高水準の研究と教育を行うための拠点を形成するという国家プロジェクトにより建設された研究学園都市です。
現在のつくば市は,2万人を超える研究者を有する日本最大のサイエンスシティとなっており,ノーベル賞受賞者が生まれるなど,世界的な科学技術拠点都市としての実績を積み重ねています。
各中学校の代表生徒は,研究学園都市であるつくば市で,本日から3日間の研修を行います。1日目は,物質・材料研究機構(NIMS)で,物質・材料科学について実験を行う予定です。また,2日目と3日目は,地質標本館,国土地理院,高エネルギー加速器研究機構,筑波宇宙センター(JAXA)に行き,体験,実習等を通して,最先端の科学技術を学んできます。