引力は確かにあってすこしだけ
顔が上向く満月の夜
令和5年度本校卒業生Hさんの短歌。
特に助詞の使い方が秀逸で、あまりにも巧みな言葉の選択です。感動の主役はあくまでも月でありながらも、美しい情景に魅せられた心の動きを見事に表現しています。月の引力を潮の満ち引きから日常で感じられる豊かな自然、唐桑で育ったからこそ生み出された歌なのだと思います。
今も、このように言葉を紡げる素敵な生徒がたくさんいる唐桑中学校です。
8月10日に,茨城県つくば市で「最先端科学技術研修」に参加した生徒が研修を終えて帰ってきました。解散式では,気仙沼市教育委員会の学校教育課長より「研修は,見て,聞いて,感じてくるものです。しかしそれで終わってしまっては研修の深まりはありません。つくば市で学んだことを振り返り,周囲に発信することで,研修が深まります。」というお話をいただきました。この後は,研修報告をまとめ,報告会に参加することになります。しっかり振り返り,気仙沼市に還元できる報告を期待しています。
ちなみに,3日間とも35℃を超える真夏日だったようです。バスから降りた生徒たちは「気仙沼は寒い」と話していました。気仙沼市民には,本当に暑い日だったのですが……。