鹿中 学校生活

今日の鹿折中

素晴らしい虹がかかりました


 10月31日(水)の5校時でした。1年生が英語の学習を元気よく行っていた頃,校舎の北東側に大きな虹がかかりました。あまりに素晴らしい虹だったために,思わず写真をとりました。何か良いことの前触れかもしれませんね。期待しましょう。
    虹の足            吉野 弘
 
  雨があがって
  雲間から
  乾麺みたいに真直ぐな
  陽差しがたくさん地上に刺さり
  行手に榛名山が見えたころ
  山路を登るバスの中で見たのだ、虹の足を。
  眼下にひろがる田圃の上に
  虹がそっと足を下ろしたのを!
  野面にすらりと足を置いて
  虹のアーチが軽やかに
  すっくと空に立ったのを!

  その足の底に
  小さな村といくつかの家が
  すっぽり抱かれて染められていたのだ。
  それなのに
  家から飛び出して虹の足にさわろうとする人影は見えない。
  ……おーい、君の家が虹の中にあるぞォ
  乗客たちは頬を火照らせ
  野面に立った虹の足に見とれた。

  多分、あれはバスの中の僕らには見えて
  村の人々には見えないのだ。

  そんなこともあるのだろう
  他人には見えて
  自分には見えない幸福の中で
  格別驚きもせず
  幸福に生きていることが……。

保健講話「思春期とストレス」 全校生徒でお聴きしました

 10月29日(月)の5・6校時に保健講話を全校生徒でお聴きしました。講師は東北大学大学院教授(震災子ども支援室長)の加藤道代先生です。先生からは,①思春期の気持ちの特徴,②自分で心の調子を整えること,他の人の力を借りること,③話を聞いてあげることの大事さ,④大学生の体験や中学生へのメッセージなどつについて,分かりやすく,丁寧にお話をしていただきました。
 お話を伺って,生徒からも質問がありました。Q1解決できない,どうしようもないことがあったときはどうしたらいいですか? Q2勉強などで自信をつけるにはどうしたらいいですか? Q3腹式呼吸のほかにリラックスする方法はありますか? Q4先生ご自身のストレスの解消法はどんな方法ですか? …など,とても素直でよい質問でした。
 この講話をとおして,生徒が自分自身や友達についての理解を深め,今後ストレスとうまく付合っていくことができるようになることを願っています。加藤先生からは生徒の学ぶ姿勢を褒めていただきました。ありがとうございました。
 

総合防災訓練 事前学習を行いました

 10月26日(金)の5・6校時は総合的な学習の時間です。内容は,11月4日(日)に実施する総合防災訓練の事前学習でした。各グループごとの研修や準備をしました。例えば,気仙沼市総務部危機管理課から講師を派遣していただき,避難所開設訓練「HUG」(避難所開設のための図上訓練)をさせていただきました。また,鹿折公民館さんのご尽力で栄養士会からお二人の栄養士さんをお招きし,非常時の食事づくり(サバイバル飯→サバ飯づくり)を学習させていただきました。生徒は各自の担当ごとに真剣な面持ちで学習しました。訓練当日にこの学習を生かしてほしいものです。ご指導やお世話いただいた皆さんに感謝を申し上げます。
   
   

漢字検定44名受験 それぞれのチャレンジです

 先週のことですが,文化祭直前の10月19日(金)に,漢字検定が行われました。なんと全校で44名の生徒が受験しました。全校の3分の1以上の生徒が受験し,各自の目標に向かってチャレンジしたのです。やはり,学習は継続して自分から取り組むものです。今回のように大勢の生徒がチャレンジしたことは嬉しい限りです。その前向きさが普段の学習や生活にもきっとよい影響を与えると思います。生徒の皆さんの良い結果を祈ります。また,11月17日(土)には数学検定が実施されます。こちらも頑張ってほしいものです。
  

2色の校庭 災害の記憶 総合防災訓練

  
 本校の校庭は,よく見ると2色になっています。これは色が濃くなっている部分には仮設住宅が建っていたからです。8月まで行われた復旧工事は現状復帰を原則とする工事のため,仮設住宅に使用していた部分のみ工事が行われました。その際にはソイレックスというリサイクル土壌を入れて,ぬかるみやほこりの防止を図っていただきました。そのため,前の校庭の色とは異なる色になったのです。これはむしろ良かったと思います。なぜなら,この校庭の色の違いがいつまでも震災の記憶を残してくれるからです。この色の違いが物語るものを受け止めて,生徒は学び,職員は学校づくりをしなければと思っています。11月4日(日)には鹿折小学校さんと共同で総合防災訓練を行います。保護者の皆様,地域の皆様,どうかご協力をお願いいたします。