鹿中 学校生活

今日の鹿折中

受験が始まります 将来の自立を考えて

 
 明日から新学期です。3学期には入学試験があります。3年生諸君の健闘を期待します。左の写真は2学期の放課後の「面接試験」の練習風景です。生徒は背筋がぴんと伸びて,しっかりとした態度と言葉で質問に一生懸命答えていました。写真には写っていませんが,その様子を数名の同級生が見学しており,自分の面接に役立てようと真剣に質問や応答を聞いていました。
 ところでなぜ進学するのでしょうか。将来の自立した姿をどう描き,どう社会に参画して生きようとしているのでしょうか。ぜひ将来の生き方をしっかりと捉えて受験にチャレンジしてください。右の写真は,廊下に貼ってある今年の2年生の職場体験学習の様子をまとめた写真です。3年生もこの体験学習をしましたが,職業の経験から君たちが感じたことを今大切にしているでしょうか。あのときの経験は君たちの人生のヒントになるものです。そして,生きる喜びを知らせてくれた貴重な経験だったと思います。体験を踏まえて進路の追求をしていきましょう。

今シーズン最初の雪景色

 
 昨年末には本格的な寒波が来ました。12月28日(金)の朝は雪景色が広がりました。厳しい寒さの朝ではありましたが,今シーズン初の雪景色は美しくもありました。学校は1年の最後の日に雪化粧をさせてもらいました。でも,寒いのはやはり辛いですね。3学期,インフルエンザなどが流行らなければいいのですが。もうすぐ冬休みも終わりになります。生徒たちの宿題は終わったでしょうか…。
 

青雲の志

 
 校舎3階の学習室を放課後に覗いてみると,既に書き初めを練習した作品が行儀良く並べられて,乾かされていました。力作ぞろいです。3年生は今年も「青雲」です。
 ところで,校門付近には「青雲の志」と刻まれた大きな石碑があることはご存じでしょうか。現在の「大峠山」の地に校舎が移転してもう40年近くになるのですが,その際に同窓会の皆さんがこれを寄贈してくださいました。実に堂々とした立派な石碑です。文字には黄色の塗料が入れられ,文字がしっかり見えるようになっています。
 辞書によれば,「『青雲』は雲の上の青い空を意味し、高位・高官、立身出世のことをいう」とあります。また,そのことから「徳を磨いて、立派な人物になろうとする心。また、功名を立て立身出世をしようとする心」と解説されています。
 雲でさえ高い目標ですが,その向こうの青空は更に高く,しかもいつも澄みわたっている場所です。そこは絶対的な輝きをもつ場所。この言葉は生徒に,単に名誉を希求するのでなく,その上の絶対的な理想(青空)を目指せと言っているようです。生徒が「青雲」と書く度に,雲上の青空の輝きに憧れる心を宿してほしいと思います。

迎春 未来を夢見る人間になろう!


 なぜ学ぶのか。…それは,幸せになるためです。そう答えたいと思います。自分はもちろん,自分以外のみんなと一緒に幸せになるために学ぶのです。…そう考えると,学ぶことの意義がよく分かでしょう。みんなが幸せになるためには,世界や身近な地域の課題を解決していかなければなりません。どんな課題があるのでしょうか。どう解決したらいいのでしょうか。その答えを見つけるために,学び,実践するのです。
 鹿折中学校は「未来を夢見る人間」の育成を目指しています。今年もその目標に向かって頑張ります。生徒諸君が,将来にわたって自分とみんなの幸せを求め,人々と協力して実践し,明るい未来の担い手となって逞しく生きることを願います。
 ふるさとや世界をより良くするのは,私たちです。本物の学びを実現しましょう。
 

教室から海が見える! 幸多き新年に


 先日気付いたのですが,校庭南側の土手にある桜がすっかりと落葉し,教室から海が見えるようになっていました。残念ですが,校舎1階から海は見えないので,このことに気付くのが遅くなりました。生徒の教室がある2階や3階からは,上の写真のように海が見えています。気仙沼の人々には,海が見えることは「吉祥の兆」と感じられるのではないでしょうか。ひどい災害には遭いましたが,海は「素晴らしいもの」という感覚がすり込まれているのでしょう。そう言えば,校歌の1番は「東にひらく良港の 鼎浦の朝ぼらけ」で始まります。そして,終わりは「光輝く中学校」です。今後もそんな中学校になることを目指しましょう。
 いよいよ今年もおしまいです。これまでの学校へのご理解とご協力に心より感謝いたします。来年の「幸」はこの海の方角からやってくると信じて年の瀬を迎えることとします。皆様,幸多き1年になりますよう,よい新年をお迎えください。(このホームページの「鹿中リポート」は暫くお休みし,1月4日より再開します)