鹿中 学校生活

今日の鹿折中

いじめ防止 いじめ発見

 
 虐待,体罰などの不幸な事件が起き,報道されています。生徒間の「いじめ」も大変心配な問題です。どの学校でも起きる可能性があると考えなければならないと思います。そして,単純ではない背景があるはずです。このような現状から,宮城県は「宮城県いじめ防止対策推進条例」を制定しました。(昨年11月)その中で学校や保護者に次のことを求めています。
【学校】いじめを生まない学校づくり、組織的かつ迅速な対応、 実効性のある基本方針の作成
【保護者】他人を思いやる心及び規範意識を養うこと、いじめからの保護、学校への協力

 文部科学省が発行した「いじめ発見シート」の内容をご紹介します。(上下)ぜひご家庭でのチェックに活用し,お子様の様子を日頃から観察していただきたいと思います。また,絶対にいじめの加害者になってはいけないことを,保護者からもご指導いただきたいと思います。公正な生き方をすることが,幸せな人生になることをご指導ください。
 

 チェックシート いじめのサイン 発見シート 文科省 H28.pdf

美術室から「トンテンカン」  美しい模様が

 
 先日,職員室にいると,何か外からうるさい音が聞こえてきました。トンテンカン,トンテンカンと1階美術室のほうから元気な音が聞こえてくるのです。これは何かやっているなと思って,早速美術室を訪ねると,2年生がコースターを制作中でした。レザークラフトのコースターです。円形の革に金型を当ててトンカチでトントンと叩く,模様の選択と配置,配色,深浅などを工夫して自分の作品を作っているのでした。生徒に質問をしてみると,得意げに作業内容を説明してくれます。楽しく,充実した学習ができていることが,その様子から感じられるのです。それぞれの個性を光らせながら,工夫をして取り組んでいる姿がいいなあと思います。いい学習ができていますね。完成が楽しみです。
  

なぜ? 縄跳び

 
 あれ! なぜ? 縄跳び? 最近,始業前の昇降口付近で縄跳びをしている少年たちが出現しています。本人たちに尋ねると,特別何か目的意識があってやっていることではないようです。「少し運動不足で…」とか「ちょっとダイエットなど…」とか答えています。でも暫く前からこれが続いている様子です。朝,自分の意志で取り組んでいる活動を見ると,見る側にも何か1日への意欲が湧いてくるものですね。この様子を見ながら登校し,昇降口から教室に向かっていく生徒たちにも,自然にやる気が伝わっていると思います。この活動を呼びかけた先生のほうには「ねらい」があるようですが,生徒はシンプルに縄跳びを楽しみ,体を動かす楽しさを感じているようでした。通学路の現状から,保護者が自家用車で生徒を送迎することも多いようです。今は丈夫な体を作る時期ですから,しっかり歩いたり,運動させたりということもさせたいものです。朝,校庭で自主的に運動してもいいかもしれませんね。せっかく広い校庭があるのですから。
 

学校評価④ 生徒の意識調査と市総合計画の目標値

 学校評価の4回目。今回は生徒の実態を意識の面から把握します。このことは以前にもご紹介したことです。1学期の調査では「自己肯定感が低い」,「社会参加への意欲が低い」といった生徒の傾向があったのです。今回は,このことと市総合計画の目標値(2020)を比較してみました。(下表)
 今後,先の傾向に対しては,生徒を「よく褒めて自信と前向きさを持たせる」ことはもちろんですが,生徒の「学力しっかりつける」,「生活習慣やあいさつを大事にしながら心を育てる」,「将来への夢や希望を意識させる」などの方法で,自信がもてないでいる鹿中生を飛躍させていきたいのです。詳しくは下をご覧ください。

ネット依存 ゲーム障害  だいじょうぶ?

 
 先日の「相談室通信」(2月12日付け,國政SC)では,「ゲーム障害」が紹介されていました。WHOは「ゲーム障害」を疾病に分類したそうです。WHOによると,こんな症状だと言います。
 ①ゲームする時間を自分でコントロールできなくなる。
 ②ゲームを他の趣味や普段の生活の事柄よりも優先させる。
 ③その結果,個人や家族,社会,学習,仕事など日常生活に著しく支障をきたしているのに,やめられない,あるいは,エスカレートしてしまう。
 …世の中には「ネトゲ廃人」という言葉があります。ネットゲームに没頭してしまい,まるで廃人のようになる人々のことだそうです。依存によって,脳に異常を起こします。子どもほど,このような影響を受けやすいと言われます。また,そこまでいかなくても,人の気持ちが分からない,他人とコミュニケーションがとれない,生活習慣が乱れて意欲が低下するなどの問題が生じるようです。やはり,大人が利用の仕方を指導したり,コントロールすることは大事なことです。その結果,子どもがこれらのメディアを上手に利用できるように育てることです。「相談室通信」では以下のポイントが紹介されていました。下のイラストのような子どもたちにならないように,大人が賢く導きましょう。
     
 ①占有させない,②買う前にルール決める,③使用場所・時間を決める,④お金に関して決めておく,⑤ルールを書面に残す,⑥違反があったときの対応を決めておく,⑦親が模範となる,⑧相談できる環境をつくる,⑨長期休みに注意する,⑩現実世界や家族を大事にする,⑪親がリスクをよく知る
(久里浜医療センターホームページには「ネット依存自己評価スケール」が公開されています。点検してみましょう。)