鹿中 学校生活

今日の鹿折中

今年度最後の委員会活動 来年度準備

 
 3月13日(水)には今年度最後の委員会活動(話合い活動)がありました。これまでの活動を振り返るとともに,来年度早々の鹿峰会(生徒会)入会式(新入生を迎える会)で各委員会の紹介をするための打合せです。本校では,定期的に委員会活動の話合いの日が設けられ,日常活動をどう進めるかなど,各委員会の活動推進に役立てられています。この活動の素晴らしさが今の鹿折中学校の根幹を形成しています。来年度も工夫のある活動を,新入生とともに行ってほしいと思います。
 この日は「生徒会総務」(執行部)では,新入生に対する「部活動紹介」をどうするかも話し合われました。(上の左の写真)今までは動画での部活動紹介だったけど,来年度は実演を取り入れてはどうかという話合いだったようです。それもいいアイディアですね。君たちの話合いが生徒会活動を素晴らしいものにしていくと思います。みんなが大切にされ「居場所のある」学校になると思っています。まずは,今年度の活動ご苦労様でした。来年度にも期待しています。
 

学習の基盤をつくる ②

 
 ある担任の先生の机の上に小さなノートがたくさん積み重なっていたので,これはいったい何?と尋ねた記憶があります。冬休みのことでした。先生は「3学期にやるんです。生徒の言葉の力をつけたいと思って。」…と言う返事。生徒たちの言葉が断片的なので,言葉をしっかりと使い,使い方も工夫させてみたいと思っているらしかったのです。3学期に取り組むことから,名前は「100日チャレンジ」です。
 さて,3学期もそろそろおしまいです。あれはどうなったのかと思ってノートを見せてもらうと,ノートを使って,先生と生徒の間で毎日色々な話題が交わされていたのでした。学習の基盤となる「言葉の力」を高めようとした取組でしたが,生徒をよく理解し,互いの信頼関係を深めることにも役立っているようでした。担任の先生の「ねらい」はノートの表紙裏に貼られて示されていますが,下にその内容をご紹介します。先生は「事実」→「発見」→「目標」→「未来」の順で文章をまとめる力をつけたいと考えていることが分かります。生徒も先生も,文章を書くことで100日間が一層意味深くなったことでしょう。
 

学習の基盤をつくる ①

 
  各教科の勉強の他に,やはり学習を支える「基盤」づくりは大切なことです。しっかりとした生活態度,物事への前向きさ,人への信頼感,素直さなどの生活態度がそもそも「基盤」なのですが,学習に近い部分での「基盤」づくりも重要だと思います。
 上の写真は本校の朝の読書活動の様子です。この時間は誰一人お話をしていません。静寂な時間の中で,自分の興味のある図書を集中して読んでいます。先生たちも生徒と同じように過ごすのです。これによって読書習慣を育む,集中力を高めて一日のスタートを切らせるなどの効果が考えられています。読書する子は,学力が高い。…そんなことも定説になっています。
 また,学級では短学活などで「スピーチ活動」を行っています。これも,考える,表現する,人間関係を作るなどの効果を期待した取組なのです。下の写真は2年生の様子です。「3秒スピード」は,教室でよくある「3秒スピー」からの悪ふざけですが,生徒はテーマの下に,毎日短時間で,笑顔で級友と楽しく話し合っているようでした。この活動からの成果を期待したいものです。
  

公立高校合格発表 新しいスタートライン

 
 3月14日(金)は宮城・岩手公立高校の後期入試・一般入試の合格発表がありました。本校3年生は全員合格となり,職員室には歓声が上がりました。受験は個人戦ですが,やはり学年生徒の規律や雰囲気はとても大事だと思いました。しっかりした生活態度や物事に対する意欲は,個々の入試への取組や本番での地力にも影響を与えるものだなと,改めて感じさせられました。3年生の総合力が効いていると思います。3年生諸君,合格おめでとう。
 さて,翌日15日(金)には元担任の先生たちから合格証が手渡されました。待ち望んでいた合格証を手にして,3年生のみんなは幸せそうでした。自然と拍手が湧いたり,笑顔になったりしていたようでした。これで,やっとスタートラインに着くことができました。今後の高校生活では,これまでとは違う環境の中で,新たな仲間たちと一緒に新たなチャレンジをしていくことになります。栄光も挫折も味わうことでしょう。自分にとって意味深い3年間にしていくことを期待します。頑張れ,卒業生。
  

絆募金 尼崎市立園田東中学校から届きました

 
 3月11日(月)に兵庫県尼崎市立園田東中学校からお二人の先生にご来校いただきました。当日はあいにく振替休業日であり,「みやぎ鎮魂の日」でもあったので,鹿折中生の学校生活の様子を見ていただくことはできませんでした。しかし,本校生徒の学校生活の様子などをお伝えして,生徒が頑張っていることをご説明しました。
 今回,お二人の先生は,園田東中学校の生徒会で3.11被災地を応援するためにおこなった「絆募金」の収益金をわざわざ届けにきてくださったのでした。学校の最寄り駅である,阪急神戸線の園田駅で,生徒会の皆さんが,被災地を励ますために募金活動をしたのだそうです。募金の御礼にチューリップの球根も差し上げたそうです。お陰で市民の皆様から温かいお志をたくさん頂戴したということでした。また,義援金とともに生徒会の皆さんからは色紙も頂戴しました。色紙では「今回の絆募金で私たちは被災地と一つになれたと思います。これからも共に頑張っていきましょう」と伝えていただきました。
 遠路おいでいただき,このようなお励ましをいただき,厚く御礼を申し上げます。園田東中学校の皆様,大変ありがとうございました。(園田東中学校の皆様からは以前にも義援金を頂戴しています。また,交流などもさせていただき,お励ましいただいてきました。)