鹿中 学校生活

今日の鹿折中

学校の紅葉

 
 今年の紅葉はどうなのでしょうか?色付いてきたかなと思っていたころ,台風19号で風雨にさらされて,登校坂の桜の木はかなり葉を落としてしまったようです。
 写真は10月下旬の様子です。これからもまだまだ色付いてくると思うのですが,天気の良い日にはこのように学校の紅葉の様子が見えています。日没もだいぶ早まってきましたし,落葉を見るにつけても少し寂しい気分になりますが,季節の趣をしっかりと感じながら生徒たちも学校生活に取り組んでほしいものです。成果を上げなくてはならない2学期ですが,これまでの生徒たちの活躍は素晴らしいものでした。深まる紅葉のように更に充実の時期を迎えてほしいものです。
 

委員会活動 実は先生も尽力

 
 本校の生徒会活動の良さの一つに,生徒全員が所属している委員会活動の充実ぶりがあることは度々ご紹介してきました。10月25日(金)には,10月の活動を振り返り,11月の活動計画を立てる話し合いが全ての委員会で行われました。
 写真の様子をご覧にただくとお分かりのように,生徒たちが中心となって話合い活動をしているのです。しかし,その中に先生たちも混じっています。先生たちは委員会活動では表に出ることはないのですが,実は委員会ごとに生徒の相談役となったり,活動の火付け役となったり,励ましや注意を与えたり,活動の調整・交渉役となったりして,先生たちも委員会活動に積極的に参加し,努力しているのです。
 
 そんな努力もあって,本校の委員会活動が積極的に運営され,生徒の良さを表現し,学校全体の原動力を生み出しています。学級でもない,部活動でもない,第3のステージが委員会活動です。しかも,異学年集団での活動。この活動が学校文化や伝統を作っていくのです。生徒会活動のいい学校は創造力と活気のある学校です。そして,生徒の居場所のしっかりとある学校です。その陰の力になって,先生たちがなって貢献していることを,生徒の皆さん,知っていてくださいね。これからも先生と一緒になって委員会活動を盛り上げて頑張ろう!
 

ソフト部 新人県大会で健闘!

 
 10月26日(土),新人県大会ソフトボール競技にの本校ソフトボール部の3人が出場し,活躍をしました。会場は仙台海岸公園野球場です。前日の大雨のため,開始時間が1時間遅れましたが,暖かな日差しの中,ソフト部の生徒たちは持てる力を出し切るいいプレーをすることができました。豊里中との合同チームでの出場です。
 
 一回戦の対戦相手はは,大河原地区代表の船岡中・船迫中合同チームです。本校の小野寺さんがピッチャーを務め,佐久間さんがキャッチャーを務め,村上さんはライトを守りました。3人とも懸命なプレーをしていました。登米地区大会から1か月ですが,チームが格段に成長していることが分かりました。豊里中の生徒の皆さんと一つになって元気よくいいプレーをしていたと思います。熱心にご指導いただいた豊里中の佐々木先生に感謝をいたします。
 
 実は,前日の下校時に3名の生徒たちは職員室で抱負を述べ,挨拶をしていました。その中で,3人は「しっかり声を出して」とか,「笑顔で終われるように」とかの言葉が出していました。この日の試合は正しくそのようになったと思います。小野寺さんの投げる球が,佐久間さんのミットに収まるときの小気味のいい音がそれを象徴しているようでした。
 
 3人とも,しっかりと守り,いいところで打ち,実力を出し切ったと思います。そして何より,豊里中の生徒のみんなと一体になってチームプレーができていたように思います。試合は幸運にも20対5で勝利を収めることができました。(2回戦は富沢中に惜敗)
 今回,合同チームでの出場機会を与えていただいた関係者の皆様に感謝を申し上げます。また,大変よくしていただいた豊里中の生徒の皆さん,保護者の皆さん,先生方に心から御礼をいたします。ありがとうございました。
 

県新人大会壮行 昼の放送で

 
 10月24日(木)の昼の放送(給食時間帯)では,県新人大会に出場することになったサッカー部とソフトボール部の壮行会が行われました。本来なら全校集会で実施するものですが,様々な事情からこのように放送で行うことが本校ではあるのです。
 この企画は体育委員会,技術協力は放送委員会の生徒で行われました。最初に校長先生から激励の言葉があり,「一つでも更に上を目指して頑張ってほしい」と話されました。そして,サッカー部とソフト部の部長さんが決意表明をしました。どちらの部もよく考えた内容のお話をしてくれました。様子をみると,しっかり原稿を用意し,どのように読んだらいいかも考えて,この放送に臨んだようです。そのため,中身のある言葉で聞きやすい放送となりました。最後に,生徒会長の佐藤君が激励をしてくれました。県大会に出場する部が我々の誇りであること,フェアに戦ってきてほしいことなどを述べた後,「生徒全員が心から応援しています。ぼくたちは,いつも一つです」と締めくくっていました。素晴らしい激励でした。体育委員会の進行で順調に進められた企画でしたが,放送委員はいつものように冷静に役割を果たしてくれました。ありがとう。
 

避難所運営講習 総合防災訓練に向けて

 
 10月25(金),調理室で「炊き出し講習」が行われていたころ,2階の被服室では3年生と生徒会総務の生徒たちが「避難所運営講習」を受講していました。この学習は毎年,気仙沼市役所危機管理課の職員の方に講師となっていただき,3年生が中心となって学習しているものです。簡単に言えばこれは避難所の初期運営の図上訓練(シュミレーション)です。スライドで「HUG」となっているのは「避難所 運営 ゲーム」の頭文字をとったものでした。
 
 災害によって鹿折中学校が避難所になったという想定で,この図上訓練(ゲーム)は行われました。このとき,どのように避難所を設営し,初期運営をしたらよいかを考えて的確に判断するものです。災害の状況は,①電気・ガスは使用不可,②水道は校舎の外部のみ使用可(飲料不可),③浄化槽は不明,④電話は時々通じる,⑤メールは遅れて届く,⑥校庭に100人程度の避難者がいる(車両も),⑦雨が強くなってきているので体育館に避難者を入れることになる…といった状況です。さて,どうしたらいいのでしょうか?
 
 たくさんのカードに示された事態を代表生徒が次々と読み上げて理解をし,それに応じた対処を素早く行わなければなりません。生徒たちは少しパニックを起こしながらも一生懸命に事態に対処しようと頑張っていました。指導をしていただいた危機管理課の方々が時間の目安を常に示して生徒に行動を促していたので,とても緊迫感と集中力のある取組を生徒はしていました。大人にも役立つ,とてもいいゲームだと思います。
 
 この日の3年生の生徒の様子をみていると,3年間の防災学習の成果を感じることができました。少しずつ防災を学習し,積み上げてきたからこその真剣な学習ぶりだったと思います。生徒がグループごとに丸くなって知恵を出し合い,行動を分担し合ってよく取り組んでいた姿はとても立派でした。この経験を今度の総合防災訓練で生かし,実践をしてほしいと思います。実は,今日がその総合防災訓練の実施日です。