鹿中 学校生活

今日の鹿折中

授業研究会 2年男子保健体育

 
 1月14日(火)には英語,15日(水)には保健体育で授業研究を実施しました。保健体育の様子をご紹介します。2年生男子の学習は「バスケットボール」です。今日の学習課題は「チームごとに攻めや守りを考え,作戦を立てて試合をしよう」でした。
 5時間目の体育館は冷え切っています。まず,準備運動です。授業が始まって約12分ほど,丁寧な準備運動が行われました。寒い時期には怪我の防止の観点から丁寧なウォーミングアップが必要です。十分な活動が行われていました。また,利き手でない手でのドリブルなどが,上手にできているのには驚きました。積み上げてきたものがあると感じられる内容でした。その後の先生の今日の学習課題についての説明も的確で短く,しかもキーワードが適切に盛り込まれていました。
 
 生徒たちは,グループに分かれて作戦会議をしています。グループは4つです。バスケ部の生徒がリーダーとなっているようですが,積極的にグループをまとめ,メンバーとともに戦略を立てていました。作戦盤もうまく使って可視化しているようでした。
 
 試合が始まると,それぞれのグループが作戦に基づき,一生懸命にプレーし,よく走り,声をかけ合ってて対戦しています。見事シュートが決まると,素直に喜び,ガッツポーズも飛び出していました。楽しそうです。
 
 時間はそう長くないのですが,てきぱきと試合が進められ,対戦のない生徒たちは観戦してよく声をかけていました。同級生の一生懸命なプレーを讃えるとともに,そこから互いに刺激を受けているようでした。
 
 試合を終えると,今度は振り返り。それぞれの作戦にもとづいて評価をしていました。うまくいかなかったところや,よくできたところが短い時間で確認されていました。また,使ったビブスなどを素早くきちんと畳んで整理している姿も,学習の積み上げが感じられるものでした。生徒に聞くと,いつの間にか見よう見まねで畳むようになりましたと教えてくれました。
 学習の終わりには各リーダーから振り返りの内容が紹介されました。来年度のバスケの学習ではこのようにしたいと抱負を述べています。学習がしかり積み上げられ,年を重ねるごとに進化していることが素晴らしいと思いました。
 

防災壁新聞完成 校内で展示されています

 
 2学期末に生徒たちが一生懸命に取り組んでいた防災壁新聞がついに完成しました。そして,3学期になって校舎1階の玄関や職員室前に各学級の壁新聞が掲示されています。先日,先生たち全員によって審査が行われ,最優秀賞などの賞が決まりました。これが1年間の防災学習のまとめとなるものです。新聞記事を読みながら,ここで取り上げたことを確かめ,もっと取り上げるべきことがなかったのかなどと振り返ってみてほしいと思います。みんなで書いた壁新聞でしたが,一人一人の中に防災への考えと態度を確立することが大切ですね。最優秀賞をとった3年生の新聞から一部をご紹介します。
 「…体験交流ホールで震災時の映像を見た。建物が大きく揺れたり,屋根が崩れたりするほどの大きな地震。その後に町をおそう大きな黒い波。とどめを刺すように起こった火災。これら全てはここ鹿折で起こった。映像の中には見覚えのある町が被害にあっているシーンもあり怖くなった。特に,シャークミュージアム付近の交差点で車のすぐ後ろに津波が迫ってきた場面は見ていてゾッとした。…」
 今年度,本校では3年生が震災遺構「伝承館」を見学をしました。(9月) 中学生が震災を直接知らない世代になったことを踏まえ,指導の在り方を工夫し,変えていかなければならないと考えています。
 

金曜日の朝の活動 ボランティア委員会

 
 
 まだ朝日が昇り切らない,霜で白くなった校庭を数人の生徒のグループがゆっくりと歩いているのです。よく見るとボランティア委員会の生徒たちです。いつもの活動です。ゴミ袋や火ばさみをもって,みんなで校庭を見回り,清掃活動をしています。恐らく登校坂にも他のグループがいっているのでしょう。担当の先生の姿が見えないことから,そちらのグループについているのだろうと思いました。金曜日の朝の光景です。毎週金曜日の朝,7時30分からボランティア委員会は活動しています。担当の先生も一緒です。
 下の写真のように,朝日を横から受けたりする日もあり,そして,小雨が降って濡れている日などもあります。そんな日でも,いつもより早く登校して地道な活動をしている生徒や先生がいることをご紹介します。このあと,例のボトルキャップの計量や回収の仕事を彼らは行っているのです。
 

何だろう これ?

   
 校舎内を歩いていると,時折,これは何だろうと思うものに出会うことがあるのです。3学期に出会った,そんなものをご紹介しましょう。
 まず,毛筆で書いた「限界突破」。これは2年生の教室に貼ってありました。担任の先生の名前が書いてあるので,聞いてみると,自分が書いたものではないということ。では誰がこれを書いたのでしょうか。上手に書かれた四文字です。この言葉は2年生の学級目標です。
 その隣の3枚の掲示物も最近校舎内に登場したものですが,同じく制作者不明。一つは「チャレンジする勇気」というタイトルがついています。エジソンの「失敗?これはうまくいかないということを確認した成功だよ!」という言葉が添えられ,ラクビー日本代表の写真も…。その隣は,漫画「スラムダンク」から安西先生の言葉を紹介していました。「あきらめたらそこで試合終了だよ」という言葉です。次のものには「目標を達成するには全力で取り組むこと以外に方法はない」と書いてあります。誰の言葉でしょうね? …やはりこれは,3学期,生徒に向けたメッセージのようです。
 下の写真は教室脇の学習室にあった「円卓」(?)のようなものです。机の上にホワイトボードやペンなどがセットされています。これから何かが始まるのか,逆にもう既に終わったのか。もう一つ,他の学習室にも円卓風の机が用意されていました。なんだろう,これは? …でも何か期待できそう,この直感は当たっているでしょうか。
 

席書大会に向けて 書き初め

 
 先週,1月14日(火)の放課後,以前にご紹介した校内書き初め展の入賞者たちが集まって,市内書き初め展の席書大会に向けて練習に励んでいました。左上の手本や用紙が懐かしく思われる方もいらっしゃるかもしれません。手本の文面は年度によって変わることがあるのですが,体裁や規程用紙は昔のままです。そして,書かれた毛筆作品も昔と同じように床に並べられて,教室の一角で乾くのを待っています。これらは変わっていませんね。昔からこんな風景でしたね。
 
 そして,それに取り組む生徒たちの練習風景も昔と同じかもしれません。以前にご紹介したように,今回の放課後の練習でも生徒たちは一生懸命に取り組んでいました。練習の終わりに尋ねてみると,ある生徒は「字を書くのが好きです」と答えてくれました。とても集中をして取り組んでいる様子からも,そのことは伺い知ることができました。いいですね。
 
 また,個人で真剣に取り組むだけでなく,今回は先輩後輩が肩を並べて練習をしています。時折,先輩が去年の経験を基にして後輩にアドバイスをしたり,後輩が先輩に文字を示してアドバイスを求めたりしていました。また,休憩の時には楽しく会話をしたり,ふざけあっって笑ったりしているのもいいですね。
 下の写真のように,最近はタブレットを使って先生が書いている動画を見て自分の参考にしている様子も見られます。これは運筆の具体的なメージをつかむにはいい方法かもしれません。練習の終わりには,自分の書いた作品を先生に見せてアドバイスをもらっている生徒もいました。席書大会で納得のいく作品ができることが楽しみになる練習風景でした。