鹿中 学校生活

今日の鹿折中

青雲の志

 
 校舎3階の学習室を放課後に覗いてみると,既に書き初めを練習した作品が行儀良く並べられて,乾かされていました。力作ぞろいです。3年生は今年も「青雲」です。
 ところで,校門付近には「青雲の志」と刻まれた大きな石碑があることはご存じでしょうか。現在の「大峠山」の地に校舎が移転してもう40年近くになるのですが,その際に同窓会の皆さんがこれを寄贈してくださいました。実に堂々とした立派な石碑です。文字には黄色の塗料が入れられ,文字がしっかり見えるようになっています。
 辞書によれば,「『青雲』は雲の上の青い空を意味し、高位・高官、立身出世のことをいう」とあります。また,そのことから「徳を磨いて、立派な人物になろうとする心。また、功名を立て立身出世をしようとする心」と解説されています。
 雲でさえ高い目標ですが,その向こうの青空は更に高く,しかもいつも澄みわたっている場所です。そこは絶対的な輝きをもつ場所。この言葉は生徒に,単に名誉を希求するのでなく,その上の絶対的な理想(青空)を目指せと言っているようです。生徒が「青雲」と書く度に,雲上の青空の輝きに憧れる心を宿してほしいと思います。

迎春 未来を夢見る人間になろう!


 なぜ学ぶのか。…それは,幸せになるためです。そう答えたいと思います。自分はもちろん,自分以外のみんなと一緒に幸せになるために学ぶのです。…そう考えると,学ぶことの意義がよく分かでしょう。みんなが幸せになるためには,世界や身近な地域の課題を解決していかなければなりません。どんな課題があるのでしょうか。どう解決したらいいのでしょうか。その答えを見つけるために,学び,実践するのです。
 鹿折中学校は「未来を夢見る人間」の育成を目指しています。今年もその目標に向かって頑張ります。生徒諸君が,将来にわたって自分とみんなの幸せを求め,人々と協力して実践し,明るい未来の担い手となって逞しく生きることを願います。
 ふるさとや世界をより良くするのは,私たちです。本物の学びを実現しましょう。
 

教室から海が見える! 幸多き新年に


 先日気付いたのですが,校庭南側の土手にある桜がすっかりと落葉し,教室から海が見えるようになっていました。残念ですが,校舎1階から海は見えないので,このことに気付くのが遅くなりました。生徒の教室がある2階や3階からは,上の写真のように海が見えています。気仙沼の人々には,海が見えることは「吉祥の兆」と感じられるのではないでしょうか。ひどい災害には遭いましたが,海は「素晴らしいもの」という感覚がすり込まれているのでしょう。そう言えば,校歌の1番は「東にひらく良港の 鼎浦の朝ぼらけ」で始まります。そして,終わりは「光輝く中学校」です。今後もそんな中学校になることを目指しましょう。
 いよいよ今年もおしまいです。これまでの学校へのご理解とご協力に心より感謝いたします。来年の「幸」はこの海の方角からやってくると信じて年の瀬を迎えることとします。皆様,幸多き1年になりますよう,よい新年をお迎えください。(このホームページの「鹿中リポート」は暫くお休みし,1月4日より再開します)

2学期の通信票を手渡す 評価を生かす

 
 12月21日(金)の終業式の後には学級活動がありました。生徒は担任の先生から一人ずつ通信票を手渡され,2学期の頑張りを評価してもらいました。また,冬休みや3学期の過ごし方への助言,これからの活躍への期待などが伝えられたようです。自分自身でも頑張ったことを自覚し,自信をもつとともに,反省や後悔を踏まえて向上や改善への意欲をもってほしいものです。
 下の写真は,先にご紹介した1年生の「ありがとうBOX」を活用した,生徒同士の相互評価の様子です。友達の行動の中にある「良さ」への気付きをみんなに促し,感謝や賞賛の表現を積極的にさせています。帰りの会でBOXを空けて,投稿文章を紹介し,みんなで認めて拍手することで,肯定的な仲間意識も育てているようです。生徒は先生や親から褒められるより,友達から認められることのほうが嬉しいのです。友達からのプラスの評価は偉大な力となります。私たちも,たくさん褒めるところを見つけてやりたいものです。褒める種を撒き,育ててやりましょう。その上で,子どもの間違いや未熟さを指摘し考えさせることで,今後の飛躍を導くことができるのではないでしょうか。お子様の良さを把握し,まずは積極的に褒めていただくことをお願いいたします。
 

年末大掃除 生徒が大活躍しました ご苦労様

 
 
 先週は「鹿中きれいの日」に始まり,年末の「大掃除期間」としていつもより長めの清掃時間をとり,生徒たちは校内の美化に取り組みました。以前にご紹介したように「鹿中きれいの日」は今年度から生徒会が始めた清掃企画です。これまで数回実施していましたが,今回はちょうど年末清掃の時期と重なりました。生徒は一生懸命に取り組んでくれました。物を動かしたりして普段はしない場所を清掃したり,ワックス掛けのためにクレンザーで汚れを落としたり,窓ガラスを清掃したり,廃棄するゴミを出したり,大活躍でした。各自が責任をもち,工夫をしながらの活動でした。もちろんサボったり,お話に夢中になったりして活動をしない生徒は一人もいませんでした。誇らしくなる生徒たちです。お陰で学校がすっきりとしました。ご苦労様でした。