鹿中 学校生活

今日の鹿折中

生徒数の変化 新しい現実・新しい学校づくり

 少子高齢社会です。上の表は本校の生徒数の変化を表しています。震災直後の平成23年度は全校の生徒数は218人でした。そして,7年を経た今年度は118人です。この間,本校の生徒数は100人も減少したのです。主たる原因は,人口の減少と出生数の減少です。このことは,他校も同様です。本校の来年度は102名になる予定で,以降は100名余りの生徒数で暫く安定する見通しです。
 このことから,生徒の学校生活や,学校の指導も変化することは当然です。学年が単学級になると,生徒の切磋琢磨や仲間作りも変わってくるでしょうし,昔と同じように部活動をすることも難しくなります。反面,一人一人を細やかに指導し助言することができるようになると思います。これからは新しい現実を踏まえた新しい学校づくりをしていくことが大切ですね。生徒諸君にも,一人一人が一層大きな存在感を発揮することで,学校全体の輝きを大きくしてほしいものです。同時に,PTA会員数や職員数も減るわけですから,私たち大人も考えなくてはなりません。新しい学校づくりにチャレンジしていきましょう。
 
 ※写真は今年度の入学式の風景です。

なぜリボンが? ナイスなアイディアです

  
 このリボンは何でしょう?…よくよく見ると,水洗トイレのレバーにピンクのリボン。校舎内すべてのトイレのレバーに,このリボンが取りつけられました。そのねらいは,使用後に足でレバーを踏みつけて水を流すのを防止するためです。足で踏みつけてレバーが汚れたり,壊れたりするのを防止するのです。このリボンがついていると,自然に手でレバーを操作する気持ちになるといいます。生徒の発想ですが,ナイスなアイディアです。いいと思います。ちょっとした工夫で,丁寧な気持ちで物に接するようになるのですね。この発想,他にも活用できるかもしれません。

インフルエンザ流行 今が大事なポイント

 インフルエンザ対策を!
 珍しく2学期末までに市内でのインフルエンザの発症がなく,安心していたのですが,新年になって一気に罹患者が急増しています。本校では先週末の段階で3名が罹患しました。小・中・高を問わず,市内の他校では罹患者が多数となったため,学級閉鎖や部活動中止等の措置をとるところが出ています。本校もピンチです。爆発的な感染が起きないようにしなければなりません。木曜日には早速アルコールで校舎内を除菌しましたし,金曜日は特に心配な学級は全員がマスク着用で過ごしました。この3連休の過ごし方が大事なポイントになります。今後に影響すると思います。生徒や職員は,ぜひ危機感をもって具体的な予防行動をお願いします。インフルエンザの流行で,3年生の受験が危ぶまれたり,大会等に参加できなくなることもあります。罹患防止に最善を尽くしましょう。下は先週の保健だよりからの抜粋です。もう一度ご確認ください。

校舎のワックス掛け ご苦労さまでした

 
  これは2学期末の風景です。新学期を清々しく迎えるため,生徒たちは校舎のワックス掛けに励みました。まず,クレンザーを使って床の汚れをきれいに落とします。それを拭き取って乾かしたら,モップを使ってワックスを掛けます。しかし,ワックスを掛けると乾くまでは歩けないので困ります。そこで,廊下などは半分ずつワックスを掛けなければなりません。写真の中にスリッパが見えますが,これが目印となっています。ワックス掛けは大変な作業なのです。生徒の皆さん,最後まで頑張った保健委員の皆さん,ありがとうございました。
 さて,下の写真は体育館のワックス掛けの風景です。12月27日(木)の部活動終了後,男女バスケ部,男女卓球部の皆さんが作業をしてくれました。下の真ん中の写真をみると,ワックスの有無の差が歴然とお分かりだと思います。体育館はその広いので,また大変な作業でした。お陰で3学期の始業式は,このピカピカしたフロアの上で,気持ち良く行うことができました。お疲れ様でした。
  

毎月11日は防災学習の日 「海とともに」

 
 今日は防災学習の日です。朝の始業前の時間を利用して継続的に学習が進められています。8回目の3.11みやぎ鎮魂の日も近づいてきました。上の写真は鹿折川に新しく架けられた「浪板橋」から魚市場方面を撮影したものです。今は立派な堤防ができて,周囲の水産加工場も再建されて稼働しています。少しずつこの町が災害から立ち上がっていることが分かる写真です。鹿折は,そして気仙沼は,これからどんな町になっていくのでしょうか。震災の記憶をいつまでも忘れずに,その教訓を活かした町づくり,人づくりをしていきたいものです。本校の防災教育が将来の町づくりに役立つことを願います。
 ところで,本校3年生の鈴木友彩さんが書いた「海とともに」という文章があります。これは,文集「うみ」に出品した作品ですが,本校の生徒の多くは友彩さんと同じような思いでいるのではないかと想像します。よい文章ですので下にご紹介します。
 作文原稿 文集「うみ」30(鈴木友彩).pdf