鹿中 学校生活

今日の鹿折中

防災学習の日 「火災発生時の避難行動」

 
 2週間ほど前のことですが,11日(月)は本校の防災学習の日でした。先日は総合防災訓練を実施しましたが,毎月11日を「防災学習の日」として,朝の短い時間を使って折々の防災について勉強しています。本校は「防災」が日常的にある学校です。震災の経験から,このような教育計画を生み出したものですが,その成果はかなり期待できるものになっていると思います。生徒はその都度真剣に防災を考えて学んでいます。3年間の積み上げは実に大きなものです。
 11月の学習は「火災発生時の避難行動」でした。この指導のために,防災担当の先生が今回は3枚のプリントが用意しました。一つは指導プランを示したもの(先生用),火災発生時の避難方法を紹介する資料(生徒用),生徒が自分の考えを書くワークシート(生徒用)です。どの学級もそれぞれの発達段階を踏まえながら,これらの資料を使って学習しました。この学習をもとに18日(月)には「避難訓練」が実施されました。
 

2回目の身体計測・視力計測 視力は危機!

 
 11月7・8日(木・金)の2日間にわたって,放課後に今年度2回目の身体計測等が行われました。前回計測から約半年となりますので,身長・体重・視力がどのように変化しているか確認をするものです。中学生は少しの間に急激に体位が変化します。今回はどのようになっているのか調べてみました。
 本校生徒は肥満傾向にあることは,以前に本校の健康課題としてお知らせしていましたが,今回特に話題となったのは「視力低下」でした。これは危機的な状態です。全校生徒の約3分の1に当る34名が,視力0.6以下(判定C・D)となり,受診勧告・視力矯正勧告となってしまいました。大変なことです。前回,視力を矯正しても半年後にはメガネが合わない状態になっている生徒もいるというのです。このような視力低下の背景を探らなければなりません。何かが作用しているものと思われます。ご家庭でもぜひ視力の問題を取り上げていただきたいと思います。
 写真は男子生徒の視力測定の様子です。順番を待っている生徒が目をふさいで練習したり,答えを暗記しようとしているのが何かおかしい風景です。一生使わなければならない目ですから,各自で生活習慣を点検していきたいですね。また,前回お知らせした「むし歯」の治療もぜひお願いいたします。
 

市内図工美術展 いい作品が出品されました

 
 11月8日(金)~10日(日)の3日間,リアス・アーク美術館で市内図工美術展が開催されました。この美術展は気仙沼市教育委員会や市立学校長会が毎年主催しているものです。ことしも市内の各学校から授業中に制作した優れた作品が多数集まり,大変華やかな美術展となったようです。
 本校からは計8点が出品され,中学生の部として展示されました。いずれも力作揃いです。さすが鹿中生と思わされる作品でした。1年生の作品は上靴のスケッチです。日常のありふれたものも,こうしてスケッチの対象としてみると面白いものですね。
  
 2年生の作品は校舎内の風景です。これは図法を学んだ上で点描で風景を描いています。まだ気候が暖かかった頃,2年生が廊下に座って思い思いに一生懸命に描いていた様子が思い出されます。あのときの作品ですね。
 そして,3年生はデザインです。形や色の組み合わせを工夫して素晴しい作品ができました。仕上げるまでに随分と時間を要したものと思われます。さすがに3年生の作品ですね。数字が見え隠れしている一番下の作品は,3年生の馬場さんの作品です。この作品は「平面の部」でみごと気仙沼市長賞を頂きました。おめでとうございます。日常の授業の中から生まれた素敵な作品でした。
 

校舎内掲示物の工夫

 
 10月の職員会議で校舎内の環境を新しいものに変えていこう。学校に来るとその気になるような環境づくりをしていこうという話がありました。そんなこともあってか,今までに無いものが校舎内に登場しています。理科学習の環境づくりです。
 一つは,3年生教室の近くになんだか大きくて不思議な物体が登場しています。ちょっと分かりづらいのですが,太陽系の惑星たちがどのような位置関係にあるのかを,実際と同じ比率を使って表したもののようです。地球がどの位置にあって,〇〇星はこの辺りで…といったモデルです。とても大きくて扉の開閉ができない状態ですが,実にインパクトのある工夫です。3年生は理科で天体の学習をしています。先日はある生徒が作業をしながら,「今見えている星の光は,ずっと昔に発せられた光だなんて,とても不思議だよね」と友達に話しかけていました。理科の授業の感想でした。確かにそうですね。宇宙はとてもつなく広いのですね。
 また,下の掲示物は2年生教室の前に設置されたものです。日常生活の中でなぜだろう,不思議だなと感じる現象を科学として考えてみようというもの。皆の様々な疑問が付箋紙に書かれて集められています。日常の事象に科学があることを教えようとしているのです。物事をそんなふうに見て科学的に考えて,様々な自然現象に興味が持てたらとても楽しいですね。学習がとても身近なものになります。
  

「食育クイズグランプリ in 鹿中」 保健委員会

 
 本校では11月6日(水)から「食育クイズグランプリin鹿中」が行われています。これは11月が「みやぎ食育推進月間」であることにちなみ,保健部の先生と保健委員会の生徒たちで取り組んでいるものです。
 クイズは全部で6問出題されています。初級問題が1階昇降口に2問,中級問題は各教室で出題し2問,上級問題は3階国語科教室付近に2問の計6問です。教室でやるクイズの他に,校舎内をウオークラリー風に歩いて問題を解くものがあるのです。
  
 上の写真は初級問題です。(第1問)「箱の中の野菜を触って当てよう!」と,(第2問)「これは何の野菜の花?」です。箱の中には確かに物体が入っていました。覗いてみる生徒もいたかもしれませんね。野菜の問題です。お子様は野菜嫌いということはないでしょうか?
 
 上の問題は上級編です。第5問「見て・嗅いで当てよう!こんぶだしはどれ?」です。3つのペットボトルには「こんぶだし」「かつおだし」「にぼしだし」が入っています。飲んではいけません。さて,当てられるでしょうか?
 下の問題も上級編です。第6問は「塩の量を減らすことが日本人の目標。では1日分の塩の目標量(男性)はどれ?」という問題です。カップ麺は4.8グラムだということがヒントになっているかもしれません。答えは,①5.0グラム,②6.5グラム,③8.0グラム…さてどれでしょう?
 この他にも中級編の第3問と第4問が出されています。高得点の生徒には生徒集会で表彰があるそうです。こんな企画で食生活への興味関心を高めています。食育月間の本校の取組です。保健委員の皆さん,ご苦労様,いいアイディアでしたね。ご家庭でも食事の話題や生活習慣の話題をぜひ取り上げてほしいと思います。