鹿中 学校生活

今日の鹿折中

今日から臨時休業 最後の日① 放送で生徒集会

 
 2月27日(木)の夕方,突然,新型コロナウイルス感染症流行を抑止するため,全国の小中高校に対して,臨時休校の措置をとるよう,国から要請がありました。そして,気仙沼市教育委員会は,3月2日(月)から小中学校を臨時休業とすることを決定しました。ですから,急遽2月28日(金)が実質的な3学期の終了になってしまったのです。
 やっとインフルエンザが終息し,安心して卒業式等の行事を迎えられると思っていた矢先でした。今回の事態は非常に残念なものとなってしまいました。職員室の黒板には予定中止がたくさん示され,臨時対応が記入されていました。生徒会の奉仕活動「鹿中きれいの日」も中止です。教職員の朝の打合せでは,3学期が実質的に終了となるので,現段階の情報を確認し,必要最低限の対応を落ち着いてとることを確認しました。そして,生徒たちに動揺が起きないように注意していくことにしました。
 
 打合せの後には,放送による生徒集会を行いました。朝の挨拶の後,校長先生からは,気持ちをしっかりもって学校生活するように話されました。そして,フットサル大会で入賞したサッカー部や,県作曲コンクールで入賞した生徒に賞状が手渡され,健闘が讃えられました。続いて,いつものように各委員会からの活動報告と呼びかけです。恐らく生徒たちは,不安な気持ちだったと思うのですが,責任を持って真剣に活動していました。ほとんどの生徒がマスクをつけています。その姿が,今回の事態を物語っています。
 放送室には,切られた桜の枝が活けられていました。用務員さんが,暖かい場所で花を咲かせておき,卒業式でこれを飾ろうとしていたものです。蕾が膨らんでいます。もう少しで開花するところです。この桜が春の気配を届けてくれるのを生徒に見せることができなくなるかもしれません。そうなったら,とても残念なことです。
 

感謝を伝える 放送委員会企画番組「For You」

 
 先日は1年生の「ありがとうBOX」をご紹介しましたが,今回は放送委員会の取組です。特別企画番組が先日昼の放送で行われていました。学年ごとの3回シリーズの番組です。主旨は,昼の放送で日ごろの感謝を伝えようというもので,その名は「For You」です。番組を放送するに当たって,放送委員会の生徒は全校に感謝を述べたい内容を調査したようです。初日は1年生からはじまり2年,3年と3回シリーズで感謝を伝えたい人が紹介され,どんなことで感謝したいのかが紹介されていました。BGMに優しい曲がかけられ,アナウンスが大きくはっきりと感謝を伝えていました。放送室でその様子を見てみると,自分の担当の原稿を読み上げたと思うと給食を食べるといったリレーをしていました。いつものことですが,さすがだなと思いました。学年末にふさわしい内容であり,何か心が優しくなる特別番組でした。生徒同士だけでなく,先生から生徒へ,生徒から先生へといった内容もありました。この1年,生徒と先生が共に歩んできたことが分かるものでした。
 

校内いじめゼロポスターコンクール実施 学級委員会

 
 各学級で幾つかのグール-プごとに相談をして,いじめをなくすことを目的にしてポスターが制作されました。これは生徒会の学級委員会が例年実施している「校内いじめゼロポスターコンクール」です。特定の生徒や委員会がポスターを制作するのではありません。全校生徒全員がグループごとにこれに関わります。どんなポスターにしようかと企画を話合うこと,実際に制作すること,その後に生徒全員と先生たちがよい作品を選んで投票をし最優秀等を決めること,そして,校内に掲示すること,これらを通して,生徒みんながいじめを自分たちの問題として考え,いじめに対するしっかりとした考えや態度をつくることを目指しているものです。ちなみに,今年度のいじめ認知件数はゼロでした。その背景にはこのような生徒の取組があるのです。
 今回も,それぞれのポスターに込めた考えや呼びかけをしっかりと受け取って行きたいものですね。ポスターは生徒昇降口に掲示されました。貼り出された朝には登校してきた生徒たちが集まって談笑しながら熱心にポスターを見つめていました。さて,審査結果はどうだったのでしょうか。これからも,いじめを許さない,明るい学校にしていきたいものです。
 

期末テスト 頑張りました(1・2年)

 
 2月21日(金)と25日(火)の2日間,1・2年生の期末テストが行われました。今回のテストで今年度の定期テストは終了となります。学年を締めくくるテストです。2週間ほど前から生徒たちはテストに向けた学習をコツコツと続け,準備をしてきたようです。質問をしてみると,かなり自分なりに勉強が進んでいると自信をみせる生徒もあれば,できればその話題には触れてほしくなさそうな表情をする生徒もいました。個人差はあったかもしれませんが,それぞれのやり方で工夫をしたテスト勉強をしてきたことは間違いないようです。テストの点数に努力の成果が現れることを期待しましょう。
 
 下の写真は,2月21日(金)の昼休みの様子です。給食を終えて,5時間目に入る前の昼休み,1年生の教室を覗いてみると,教室の後ろに数人のグループがいくつかありました。ほとんどの生徒がお互いに問題を出し合ったり,質問をしたりしていました。もちろん,5時間目の試験対策です。先生も混じって問題を予想したりして頑張っているのです。1年生は,この11ヶ月で随分と中学生らしくなったものだなと思わされました。もうじき先輩と呼ばれるようになります。前向きに学校生活を送り,困難なことや面倒なことからも逃げずによく頑張っています。立派な先輩になれそうですね。
 

海がみえる! 海からみえるの?

 
 校歌の一節に「東に見える良港の鼎が浦の朝ぼらけ」とありますが,上の写真は12月に撮影した海の写真です。これまでも何度かご紹介してきましたが,この日は少しモヤがかかって霞んでいるような状態でした。海の近くに生まれ育った者の習性なのでしょうか,海が見えるかどうかをいつも気にしてしまいます。この時期,桜が落葉すると,校舎3階からはこのように海が見え,新しい魚市場が見えるのです。夜はその明かりが見えます。…では海からは学校が見えるのだろうか,そう思ってしまったのです。そして,あるとき,それを確かめるチャンスに恵まれました。
 魚市場の屋上から北の方向を見ると,下の写真のように見えました。左下の写真の真ん中あたりに本校の白い校舎が小さく見えました。造船所のクレーンが鹿折らしいですね。写真の左側は水産加工団地の白い建物です。右下の写真は,学校付近を拡大したものです。考えてみれば当たり前なのですが,確かに海のほうからも本校が見えています。それにしても,東陵高校さんの茶色の校舎が隣に見えます。実際は本校より更に北側の丘陵部にあるものです。海から見ると隣同士に見えるのですね。海の豊かな恵みが,この街に届けられていることを感じさせる素敵な風景でした。