鹿中 学校生活

今日の鹿折中

鹿折津波記憶石 地域での追悼

 
  東日本大震災が発生した3月11日には,「3月11日からのヒカリ」プロジェクトが実施されていましたが,昨年からは行われなくなりました。とてもよい行事だと思っていたので少し残念です。この行事は,左上の写真のように,3.11の夜に内湾地区から3本のヒカリを上空に照射して天空と地上をつなぎ,ヒカリの慰霊碑とする追悼行事でした。3本のヒカリはそれぞれ「鎮魂」「希望」「感謝」を表しているそうです。このヒカリの柱を3.11の夜に見て祈りを捧げると,亡くなられた方々と生き残った私たちがつながることができるように思われるのでした。
 さて,鹿折地区の錦町にある市営住宅の敷地内には,「鹿折津波記憶石」があります。今年はこの記憶石に竹灯籠が設置され,慰霊の場所となりました。
 
 改めてこの記憶石をみると,左右の石碑には人々へのメッセージが刻まれています。震災を経て今を生きる私たちへの貴重なメッセージだと思われます。励ましの言葉も刻まれています。石碑の言葉を読んでいくと,この町をよりよいものにしていかなくてはならないと改めて思わされました。この記憶石は本校の防災学習にも活用していきたいと思います。地域で大切にしていきたい貴重なモニュメントだと思います。
 

3.11 希望の部屋

 
 先週の3月11日(水)には東日本大震災で犠牲になった方々を追悼する半旗が掲げられました。これは,本校だけでなく,全国の公共施設で同様の弔意を表しています。当日は晴れましたが,強風で旗が強くなびいていました。生徒の登校していない学校でしたが,午後2時46には職員室でも黙祷が行われました。さて,以前にもご紹介したのですが,本校校舎2階には防災学習室「希望の部屋」があります。ここでは,震災当時の資料や全国からお励ましをいただいたメッセージなどを一カ所に集めて展示しています。また,現在行っている防災学習の写真や制作物を紹介しています。ご来校の際にはぜひご覧頂きたいと思います。右上の写真は震災当時使われた「災害時施設状況伝達横断幕(SOSシート)」と言われるものです。ヘリコプターなどで空から施設状況を確認するために使ったもののようです。また,下の写真は絵手紙や寄書きです。
 
 震災当時は,本当に全国各地から,そして,海外の皆様からも温かいメッセージを頂いて励ましていただきました。改めて御礼申し上げます。お陰様で心のケア等での心配事もあまりなく,本校の生徒たちは元気に過ごしてきました。しかし,保護者は災害から立ち上がるために毎日多忙な生活をしているようです。その姿を見ている生徒たちは,知らぬ間に色々な影響を受けているのかもしれません。今後も生徒たちの心や体,そして将来を考えて注意深く見守っていかなくてはならないと思います。それにしても「希望の部屋」の展示物を見ると全国各地,様々な皆様からお励ましを頂きました。大変ありがとうございました。右下の写真はドローンでの空撮していただいた全校生徒の写真です。三陸道横断橋工事をしている「鹿島・東亜JV」の皆さんが平成28年3月の卒業記念として撮ってくださったものです。工事関係者の方々からもご支援をいただきました。本当にありがとうございます。
 

学校再開はまだ? 生徒のみんな,頑張って!

  
 臨時休校となってほぼ2週間が経過しました。学校再開はまだ目途がたたないようです。1・2年生は登校できず,辛い日々が続いていることと思います。学校に毎日登校できて,1日6時間の授業をし,友達がいて,給食があって,放課後にはみんなとともに汗を流せる場があることは,中学生を中学生にし,元気づけ,未来を感じさせることができるのです。今はそれが叶わない。…とても残念です。
 しかし,ここで前向きさを失ったり,学校生活での目標を投げ出したりしてはいけません。私たちは今,歴史的な事件に遭遇しています。しっかりとこの現実を理解し,最善を尽くして対処しなければいけないのです。
 学校の朝は,生徒会総務の生徒が昇降口前の掲揚塔に旗を3つ掲げることから始まります。国旗,市旗,校名旗の3つです。毎朝,朝7時40分頃の光景です。どうやら当番が決まっているようで,日替わりで担当をしている様子です。写真はその様子を写していたものです。このようにして旗を掲げて,また学校生活を始めたいものです。その日はそう遠くないと信じて,今できることにしっかりと取り組んでいきましょう。君たちの学校生活が戻ってくることを願っています。もう少し,頑張って!
  

聞き取り調査 ご協力ください!

 臨時休校措置の関係で,3月13日(金)に保護者の皆様にお願いのメールを出しました。なにとぞご協力をよろしくお願いいたします。(以下の内容です)
 「学校からのご連絡」


 臨時休業中のお子様の様子を各学校の方法で把握するよう教育委員会から連絡がありました。そこで,鹿折中では,各保護者の皆様にお電話をしてお子様の様子をお尋ねしたいと思います。

 
 つきましては,2年生は3月17日(火)に,1年生は3月18日(水)に,連絡済みの保護者の携帯電話等に日中にお電話をいたします。どうか,ご理解・ご協力をお願いいたします。なお,日中に携帯電話にご連絡することが,お仕事などの関係で不都合な場合は,逆に保護者から3月16日(月)の朝830~夕1600までの間に,学級担任や学年主任(℡22-6764)へお電話くださいますようお願いいたします。


 お尋ねする内容は,お子様は①日中はどこで過ごしているか,②そこには誰がいるか,③大人はいるか,④健康状態はどうか,⑤外出の有無はどうか,⑥家庭学習の内容や進み具合はどうか,⑦生活習慣やメディア利用はどうか,⑧その他です。

 
  なにとぞ,あらかじめお子様の様子をご確認いただき,聞き取りにご協力をお願いいたします。


冬の終わり 春の始まり?

 
 もう冬は終わったのでしょうか? 春は始まったのでしょうか?…今年の冬は温暖で,雪が積もることがなかったので,とても楽だったように思います。でも,もう雪が降り積もることはないとすれば,何か物足りないようにも思うのですが,贅沢なことでしょうか。冬がは厳しいからこそ,春の喜びがある…古いかもしれませんが,ついついそう思ってしまいます。
 でも,2月27日(木)は昼頃はもの凄い雪の降り方でしたね。丁度,給食の時間だったと思うのですが,校庭を見るとこのような雪の厚いカーテンがかかっていました。正しく「ぼた雪」です。校庭も徐々に白くなっていきました。今日の生徒の下校は大変だなと思いながら,この雪景色を眺めたのです。あの日は冬が最後の自己主張をした日だったのですね。