鹿中 学校生活

今日の鹿折中

鉛筆の持ち方 個性?

  
 どうですか,この鉛筆の持ち方? 生徒の学習の様子を見ていて,気付いたときに手元を撮影していたものです。実に様々な鉛筆の持ち方があって,個性だと言えば個性なのですが,これでいいのかなと思う持ち方もあったりするのです。6枚の写真をご覧になってどう思われますか?
 一般には,正しいお箸の持ち方から,下の箸をとった状態が鉛筆の持ち方だと言われます。お箸の持ち方も様々なので,何が正しいのかよく分からなくなってしまいます。特に気にする必要はないとも思いますが,どうでしょう。中学生になってから鉛筆の持ち方やお箸の持ち方を矯正するのは難しいことです。ですから,最初にお箸や鉛筆を持たせるときにきちんと基本を身に付けさせたいものです。基本を身に付けることは何事においても大事です。鉛筆の持ち方を見ていて特に気になるのは,鉛筆の軸が手前側に倒れているのでなく,向こう側に倒して描いている生徒が結構いることです。鉛筆の先がしっかり見えるので,確かめやすいのでしょうが,柔らかく素早く文字を書くには不向きのように感じます……慣れなのでしょうか? お子様がどんなの持ち方をしているのか,どうか見てみてください。
  

これはなんだ! 生徒の作品

 
 生徒のいない校舎となって久しいのですが,美術室に行ってみると不思議なものがたくさん置いてあり,活気溢れる風景となっているのです。この人物たちは一体一体各生徒が担当して作っているものです。ほとんど完成しているように見えるのですが,まだ時間が必要かもしれない作品もあります。3月も授業が続けられたらきっと全員が完成させることができたのでしょうね。それにしても,それぞれに動きの面白いところを捉えていると思います。それがたくさん集まると壮観でとても素晴らしいです。これは,2年生の作品です。
 
 下の漢字をモチーフとした作品も美術室に置いてあったものです。完成している作品のようですね。作品票も貼ってありますから,掲示するばかりになっていたのでしょう。惜しいです,全員分を貼り出したら,いい掲示物になるでしょう。これは新学期のお楽しみでしょうか。こちらは1年生の作品です。右下は,2年生のポスターです。こちらも完成していますね。
 
 最後にご紹介するのは下のイラストです。これは美術室にあったものではありません。支援学級の生徒が年末に2020年のカレンダーをつくりましたが,カレンダーの挿絵として描いたイラストなのです。とてもインパクトのあるイラストでいいなと思っていたものでした。特に,右下の樹木のイラスト。11月のカレンダーで使用するので,紅葉の樹木ではないかと思うのですが,存在感のある樹だなあと思うのです。上手にかけましたね。
 

修了式・離任式の実施

 保護者の皆様に,修了式や離任式について,本日,下記のメールを送信してご連絡をしましたので,重ねてご理解・ご協力をお願いいたします


保護者あてメール(修了式・離任式) 令和2年3月17日 

 各ご家庭への聞き取り調査にご協力をいただき,ありがとうございます。
 さて,市教育委員会から修了式・離任式を,感染症予防措置を講じた上で,各校ごとに実施するよう連絡がありました。つきましては,本校では下記のように実施いたしますので,ご理解とご協力をお願いいたします。

(1) 期日:令和2年3月27日(金)
(2) 会場:本校体育館・教室
(3)  内容と時刻:修了式8:40,離任式9:10,学級活動10:00
(4) 参加対象:1・2年生徒(離任式は3年生を含む)
(5) 留意点
 ① 午前8:15までにスクールバックに筆記用具,上靴をもって登校する。一斉下校11:20
 ② 必ずマスクを着用し,身体接触を避け,内容を短縮して実施する。(見送りなし)
 ③ 3年生(令和元年度卒業生)は離任式のみに参加する。(参加は任意)
 ④ スクールバスでの下校は11:25発車予定。
 ⑤ 欠席する場合は,保護者から学校にあらかじめ電話連絡をしていただく。
 ⑥ 風邪のような症状がある場合には,参加を控えていただく。
 ⑦ 保護者や高校生の離任式への参加はご遠慮いただく。
 ⑧ 離任者については,3月25日(水)の朝刊を見ていただく。

鹿折津波記憶石 地域での追悼

 
  東日本大震災が発生した3月11日には,「3月11日からのヒカリ」プロジェクトが実施されていましたが,昨年からは行われなくなりました。とてもよい行事だと思っていたので少し残念です。この行事は,左上の写真のように,3.11の夜に内湾地区から3本のヒカリを上空に照射して天空と地上をつなぎ,ヒカリの慰霊碑とする追悼行事でした。3本のヒカリはそれぞれ「鎮魂」「希望」「感謝」を表しているそうです。このヒカリの柱を3.11の夜に見て祈りを捧げると,亡くなられた方々と生き残った私たちがつながることができるように思われるのでした。
 さて,鹿折地区の錦町にある市営住宅の敷地内には,「鹿折津波記憶石」があります。今年はこの記憶石に竹灯籠が設置され,慰霊の場所となりました。
 
 改めてこの記憶石をみると,左右の石碑には人々へのメッセージが刻まれています。震災を経て今を生きる私たちへの貴重なメッセージだと思われます。励ましの言葉も刻まれています。石碑の言葉を読んでいくと,この町をよりよいものにしていかなくてはならないと改めて思わされました。この記憶石は本校の防災学習にも活用していきたいと思います。地域で大切にしていきたい貴重なモニュメントだと思います。
 

3.11 希望の部屋

 
 先週の3月11日(水)には東日本大震災で犠牲になった方々を追悼する半旗が掲げられました。これは,本校だけでなく,全国の公共施設で同様の弔意を表しています。当日は晴れましたが,強風で旗が強くなびいていました。生徒の登校していない学校でしたが,午後2時46には職員室でも黙祷が行われました。さて,以前にもご紹介したのですが,本校校舎2階には防災学習室「希望の部屋」があります。ここでは,震災当時の資料や全国からお励ましをいただいたメッセージなどを一カ所に集めて展示しています。また,現在行っている防災学習の写真や制作物を紹介しています。ご来校の際にはぜひご覧頂きたいと思います。右上の写真は震災当時使われた「災害時施設状況伝達横断幕(SOSシート)」と言われるものです。ヘリコプターなどで空から施設状況を確認するために使ったもののようです。また,下の写真は絵手紙や寄書きです。
 
 震災当時は,本当に全国各地から,そして,海外の皆様からも温かいメッセージを頂いて励ましていただきました。改めて御礼申し上げます。お陰様で心のケア等での心配事もあまりなく,本校の生徒たちは元気に過ごしてきました。しかし,保護者は災害から立ち上がるために毎日多忙な生活をしているようです。その姿を見ている生徒たちは,知らぬ間に色々な影響を受けているのかもしれません。今後も生徒たちの心や体,そして将来を考えて注意深く見守っていかなくてはならないと思います。それにしても「希望の部屋」の展示物を見ると全国各地,様々な皆様からお励ましを頂きました。大変ありがとうございました。右下の写真はドローンでの空撮していただいた全校生徒の写真です。三陸道横断橋工事をしている「鹿島・東亜JV」の皆さんが平成28年3月の卒業記念として撮ってくださったものです。工事関係者の方々からもご支援をいただきました。本当にありがとうございます。