日誌

未来へつなぐ ぼくらの思い

 「浜わらす」の畠山さんの協力をいただき、5・6年生が海浜植物を未来につなぐ活動に取り組みました。講話をいただいたあとは外に出て、5年生は受け取った種が発芽しやすいように外殻を丁寧に削り、生命をつなぐための準備に取りかかりました。その間、6年生は植え付けを行う畑の整備に丁寧に取り組みました。

 取組が始まったのは7年ほど前。当時は環境委員会の子供たちだけの取組でしたが、やがて6年生全員での取組に。現在では、「つなぎ手」の一員として5年生も名乗りをあげ、大谷小学校の伝統的で、とても大切な取組となっています。先輩方から受け継いできた活動を始めるにあたり、子供たちの表情も真剣そのものです。

 丁寧に外殻を削り取った種は、6年生の子供たちの手でプランターと畑に植えられました。こうして思いをつなぐことで、未来は少しずつ変化していくはずです。ハマヒルガオ、ハマニガナ、ハマエンドウ。多くの海浜植物がよみがえり、より美しくなった大谷海岸が私たちの目の前に広がる、そんな未来が訪れるのかもしれません。

 どの子も、どの職員も活動に夢中になり、あっと言う間に給食の時間が…。でも、そこはやはり5・6年生。互いに声を掛け合い、協力してピンチを乗り切ります。

 6年生は3人の男の子が最後まで校庭に残ってプランター運びを職員と一緒に行い、先に教室に戻ったメンバーが3人分の給食の準備をしっかり整えました。一方、5年生はいち早く教室に戻った2名がパパッと給食着を身にまとい、配膳室と教室を何度も往復して準備を始めました。もちろんその行動に気付いた子供たちも2人を追いかけるように準備を進めます。こうしてどちらの学級でも大きな遅れもなく給食時間を迎えることができました。これも大谷小の子供たちが先輩たちから受け継いできた姿なのかもしれません…☆