階上中学校 日記

2020年7月の記事一覧

コミュニティースクールとして出発

本校は,今年度からコミュニティースクール(学校運営協議会制度)に市教育委員会から指定を受け,先週(7月8日),第1回の学校運営協議会を開催しました。この取り組みを通して,地域でどのような子供たちを育てるのか,何を実現していくのかという目標やビジョンを地域の皆様・保護者の皆様と共有し,地域と一体となって子供たちを育んでいきたいと考えています。

1回目の協議会には,12名の委員の皆様にご来校いただき,今年度の学校教育目標及び学校経営方針についてご承認いただきました。

これまでも,本校では防災学習やプラットフォーム事業など,地域と連携した活動に力を入れて取り組んできました。今後も皆様のお力をいただきながら、階上ならではの創意や工夫を生かした特色ある学校づくりを進めていきたいと思います。

1学年 気仙沼市東日本大震災遺構見学

 昨日の放課後に1年生で気仙沼市東日本大震災遺構・伝承館の見学に行ってきました。

館内ガイドを担当したのは,本校有志生徒20名(語り部)です。語り部の皆さんにとって本格的な活動は2月末以来になります。伝承館が再開してまもなく佐藤館長さんから声をかけていただき,6月末から少しずつ練習を重ねてきました。「感を取り戻すのに精一杯」と話していた生徒もいましたが,今日は1年生を前にして,より進化した「語り部」の姿を見せてくれました。自分の体験を交えたり,家族から聞いた話を加えたりしながら,「津波がきたら,ここで大丈夫と思わないで,できるだけ高いところに逃げるんだよ。」と1年生に語りかける場面も見られました。

 そして,1年生の見学の態度も大変立派でした。うなずきながら真剣な表情で話を聞き,熱心にメモをとっていた生徒もいて感心させられました。1年生の自主学習ノートの三文日記には、多くの生徒が感想などを書いてきました。
「僕は伝承館に行って感じたことは津波の怖さです。やっぱり津波の怖さは忘れてはいけないと思います。」「津波でめちゃめちゃになった教室がとても衝撃的だった。」「今日初めて伝承館へ行きました。旧向洋高校があんなに被害が大きかったとは思っていなかったのでびっくりしました。」「今日は伝承館の説明を聞いてみて、先輩がかっこよかったので自分も語り部活動に参加したいと思いました。」
 来週は2学年全員で見学させていただく予定です。

おいしい給食、ありがとうございます

 本日の給食で、「メカジキのメンチカツ」をいただきました。メカジキは気仙沼港で水揚げされたもので、「気仙沼の魚を学校給食に普及させる会」の方々に提供していただいたものと紹介されました。
 給食にかかわってくださる全ての方々に心から感謝いたします。
 今日の給食も大変おいしくいただきました。
 

伝承館ガイド練習会2

 5日(日)午前に、生徒有志による伝承館ガイドの練習を行いました。今回は、3日の三陸新報でも紹介された気仙沼向洋高校の語り部クラブ「KSC」の皆さんと一緒に練習することができました。まず、中学生が高校生に館内ガイドをやって見せました。高校生を前にして、少し緊張の面持ちで臨んだ生徒もいました。その後、グループ毎に分かれ、感想や意見の交換を行いました。高校生からは、「中学生、すごい!」と褒めていただきました。また、「向洋高校の説明をもう少し入れてみては…」と、貴重なアドバイスもいただきました。
 午後は、来週12日(日)にデビューする予定の「伝承館英語ガイド」の練習を行いました。右端の写真は、本校ALTのケイト先生を前にした実践練習の様子です。本校19名の生徒が英語ガイドにも挑戦しています。