日々の出来事

1年生 校外学習に行ってきました

 先週20日(木曜日)、1年生はリアス・アーク美術館に校外学習に行ってきました。
 この2年間は、東日本大震災を経験していない生徒に少しでも震災を学んでもらい、防災・減災の知識を身に付け、命を守れるようになってほしいと強く願い、リアス・アーク美術館の山内館長の話を聴いています。
 山内館長は「がれき」とは呼ばず「被災物」と伝えます。
 それは、「被災物」が単なる瓦礫でも残骸でも、ましてやごみなどではないからです。人々と暮らしを共にし、人々と共に大地震と津波を経験し、人々と記憶を分かち合い、人々と共に生きてきた物語をはらみ、人々と共に生きてゆく祈りを宿す、そのような意味において、魂ある「モノ」だと考えているからです。

 小学校で、向洋高等学校旧校舎の気仙沼市東日本大震災遺構・伝承館を訪問して、津波の恐ろしさを眼で見て体感してきていることもあり、中学校では館長の語りと被災物の物語を見て、感じてもらいたいと考えているからです。

 命を守る学びを伝えていくことは私たち大人の責務です。
 この学びが、少しでも子どもたちの命を守ることに繋がるように期待しています。