小泉小日記

海の恵みを学びました~5年ワカメ刈り・ボイル作業体験~


 2月28日(火)に,5年生の総合で「ワカメ刈り・ボイル作業」の体験を行いました。今回も「種はさみ」でお世話になった蔵内浜「蔵内之芽組」(及川淳宏代表)とNPO法人「浜わらす」の皆様にご協力をいたただきました。昨年までは陸でワカメの「メカブ切り」を行いましたが,今年は漁船でワカメいかだまで行き,直接ワカメを刈る体験をしました。子供たちは,親潮で育ったワカメが海の中から顔を出すと,「わー!大きい!!」などと歓声をあげていました。春の光と潮風を浴び,ウミネコの声と波の音を聞きながら,生き生きとしたワカメを刈る手に自然と力が入りました。作業を終えてから,建設中の小泉大橋の近くまでクルージングしました。海から見る学校や復興工事の様子は,これまで見たことのない新鮮な風景でした。

 船から下り,岸壁で「メカブ切り」と「ボイル作業」の体験をしました。ボイル作業は,ワカメを熱湯処理したあと冷たい水で冷やすといった,力のいる作業です。この後「塩蔵」「芯抜き」などの作業があります。ワカメは,いろいろな過程を経て出荷されることがわかりました。ほとんどの児童は初めての体験でしたが,海の恵みを大切にしながら地域産業の発展に取り組む方々の「海と生きる」姿を見つめながら,地域のよさについて再認識する学習となりました。