日々の出来事

立志式

 本日の参観日で2年生は「立志式」を行いました。立志式とは,14歳を祝う行事として行われてきました。志を立てるということで,自分の将来の目標や夢を明確にして,その誓いを立てることを言います。また,両親や周りの人に感謝するという意味もあります。
 そもそも,奈良時代の「元服の儀」が由来です。奈良から平安時代,15歳前後になった男子は,大人になった証として着物や髪型を大人のものに変えて,冠をかぶる儀式を行っていました。平安時代,冠が鳥帽子に変わりました。室町から戦国時代,前髪を剃る儀式へ変わりました。明治時代になると,成人は20歳という考え方が広まります。西洋文化が入ってきて「元服の儀」をしなくなっていきました。
 昨今,14歳になった中学生に対し,受験を控えてたりすることから,将来について考える良いきっかけになるということで「立志式」を行っている中学校が多くなってきております。あらたて本日の立志式では,個々の生徒がしっかり自己の将来を見つめ,今の気持ちを漢字に表し,将来に向けての夢と今後自分が取り組むべき課題などを堂々と発表していました。保護者の皆様もきっと我が子の成長に感動した1日だったと思います。