月立小学校の日常を紹介します

今日の話題~お蚕さん・英語でスピーチ~

中学年の総合の学習に、蚕を育てて、繭(まゆ)から生糸をとり、シルククラフト作りができることを学んでいきます。

なかなか蚕を素材にした学習をしている子供たちは少なく、貴重な体験だと思っていました。

歴史をたどれば「シルクロード」と言われるように、絹(シルク)は中国から伝来したもので、江戸時代は中国から輸入していました。それが、明治になると最大に輸出国になるまで、産業として育て上げたのが日本人です。コツコツと技術を積み上げた結果です。あの世界遺産となった「富岡製糸場」も明治5年に操業開始ですから、時代が合いますよね。「お蚕さん」と呼ぶのも納得がいきます。

そのお蚕さんを育てて、日本の産業の技術力の高さにも触れながら学習を進められることは、子供たちにとって知識という大きな財産になります。

月立小の子供たちは、鹿踊りという伝統を身に付け、さらに、蚕を通じた歴史と文化、日本の産業の生い立ちに触れて、日本人のよさを学んでいるのだと思います。

 

高学年は、英語でスピーチの勉強をしていました。

言葉の発達(覚える)は「聞く」ことから始まります。まねっこです。英語も聞くことから始まり、次に自分の話している音(言葉)を聞くことで、自分の発音や音量、速度を理解します。その学習に効果的なのが「タブレット」ですね。

今回は、友達に自分の話している姿を録画してもらい、自分の姿を見て、友達からの感想を交えての振り返りをしていました。

子供たちにとって、自分の姿って最初は見えにくいものです。それを様々な「もの」と「人」との対話を通じて、自身を見つめる力を育ちます。そして、いつしか「自分の中の自分」を見つめられるように、育てていければと思います。

今日のどちらの話題も「世界」につながる学習で、教室は世界につながっていることを改めて感じました。

これからの勉強が楽しみです。