月立小学校の日常を紹介します

朝会

連休が終わり、いつものように「おはようございます」と職員室に飛び込んでくる声に、うれしさを感じていました。

今日の朝会では、新聞記事を使っての「多様性」の話をしました。県内の小学生新聞記者が取材した事柄から、社会には目に見える多様性、見えにくい多様性をもった人たちも存在し、一緒に生活をしていることを話しました。「多様性」を知識として持ち備えることで、相手の存在を受け入れて、お互いに協力してよりよい社会を創って行くことが、一人一人の幸せ、自分の幸せにもつながることを話しました。
  
学校で学んでいる子供たちはもちろん、私たち大人も新しい知識を入れては、それを自分のものにするため、同僚や友人に話したり、何かに書いたりして表現(アウトプット)しています。今回は、子供たちに文字で表現したり、話し言葉で感想を伝えてほしい事をお願いしました。高学年を中心に文字で自分の思いを届けてもらいました。本当にそれぞれが自分事として受け止めていることに感激していました。

子供たちは、多様性について、こんな事を書いていました。

「月立小学校は十分良い学校だと思っていたけど、改めて友達と認め合うことが大切だなと思いました。」
「どんな人でも、優しく話しかけたりすると、相手もうれしくなると思ったからです。」
「世の中には沢山の人がいるけど、体が不自由な人もいるから、お互いに認め合うと、もっと世界が良くなる。」
「いいと思う。多様性を認めれば、よりよい国になると思うから。」
「多様性を初めて聞きました。多様性が進めばいじめがなくなりそうなのは、とてもよいことだと思いました。」

本当に子供たちは、心を動かされた瞬間の気持ちを、素直で、まっすぐにぶつけてくるのだと思いました。「素直な気持ちを出してもいいんだよ」という多様性を大人が大事にする事が、大人になっていく子供たちの「根っこ」になって行くのだろうと思いました。

これから子供たちは一歩ずつ社会の一員として生きていく世界を広げていきます。幼児期・児童期に様々な価値観に触れることで、よりよい社会を支える大切な一人になります。子供たちが歩んでいる旅路を、学校・おうちの方々を含めた地域のみなさんで支えていければと思います。