月立小学校の日常を紹介します

負けることも…

昨日は雨模様で、何となく1日どんよりした気分になっていました。
一転、今日はおてんとさまの気分も上々になりつつあり、午後には青空が戻ってきました。
気持ちがいいものです。

それでも午前中は、校庭の状態もユルユルのぬかるみがあったため、体育館での運動会練習となりました。
リレーの走順をそれぞれのチームで決めて、並び方の練習もしました。
 

 

その中で「負けることもある」とのお話がありました。
運動会は紅白に分かれての勝負事ですから「勝つ」こともあれば「負ける」こともあります。子供たちは、その中で「喜び」と「悔しさ」を味わいます。
日曜日の某大河ドラマの中で「大敗は家康に大きな教訓を残す」とのナレーションがありました。
まさに、大敗が家康を強くしたのです。でも、なぜ家康は強くなったのか?そのヒントは「将棋」の世界にありそうです。
将棋には「三つの礼」があります。「①始まりの礼②負けの宣言の礼③終わりの礼」があり、「②負けの宣言の礼」が「参りました」と負けを受け入れて、そこから次の一歩につなげる儀式となります。自分を見つめ直す(内省)=受け入れることから、次の自分づくりが始まるわけですね。
そう思うと、負けて涙ぐむ悔しさをにじみ出している子供たちの気持ちを、大人も一緒に受け入れて、その悔しい気持ちの表し方は間違っていないメッセージはしっかりと伝えたいものです。

運動会は、特別活動と呼ばれる中に含まれています。
その目標に「~自己の生き方についての考えを深め~」とあります。
「勝ち」と「負け」から悩みながら自分の生き方を見つけ出す営みをしているのです。

ただ、一番は大人からの大声援です。応援を受けた子供たちの「よし!いける…」との心の動きが姿に出てくれば、大成功です。
でも…当日までは、さりげない応援をお願いします。大きすぎると「重荷」になりますから…ね。

いつもながら、後片付けも…子供たちに感謝です。