2017年9月の記事一覧

4年生 カカシ設置・塩づくり体験

   
  
 4年生が,総合的な学習の時間「山・川・里・海の生命を育む面瀬川」の学習として,地域を支える人の存在や日本の伝統食であるよさに気付くことを目標に,赤田地区の畠山正夫さんの田んぼでの稲作体験を行っています。田んぼ全体に見事な稲穂が実っています。畠山さんの水田では,かかしや鳥の鳴き声が出る機械などの野鳥対策がなされていますが,4年生の子供たちも自分たちで工夫を凝らした7体の手作りのかかしを作り,9月8日にたんぼに設置しました。頭や体などしっかりとした骨格に,子供たちが持ち寄った不要な帽子や衣類を着せたかかしは,まるで生きた人のように見えるすばらしい出来栄えです。子供たちの稲作への思いが一層強まり,おいしいお米を収穫しようと頑張っています。
 9月11日には,同じ総合的な学習の時間のテーマで,階上観光協会菊田さんや気仙沼コンベンション協会の小野寺さんをお迎えして,塩づくり体験をしました。江戸時代から続く,岩井埼の塩づくりの歴史や人々の苦労や工夫などを学んだ後,実際に塩づくりをしました。海水を蒸発させて塩を取り出す作業は火加減や塩水の混ぜ方はなかなか難しく,全員が集中して取り組んでいました。
   気仙沼の地域を支える人々や食文化のすばらしさを実感する学習から,子供たちが自分の考えをしっかりもって行動する力がついてきています。