2018年2月の記事一覧

4年総合「森と海をつなぐ川のはたらき」を学んで


   
 NPO法人森は海の恋人副理事長の畠山 信さんを講師としてお招きして,4年生が総合的な学習の時間「森と海をつなぐ川のはたらき」という学習をしました。畠山さんには,2年生も9月の遠足で唐桑の海の様子や海の生き物などについて体験を通して教わりました。今回の授業では,川は海の生物に必要な栄養素を運ぶという大きな働きをすること,山や森の養分が川によって運ばれ,海のあらゆる生物に必要な植物プランクトンになること,1kgのカツオに成長するためには1tの植物プランクトンが必要なことなどを分かりやすく教えていただきました。特に面瀬川の養分がどのように:気仙沼湾に運ばれているのかを子供たちは興味深く聞いていました。子供たちからの質問にも「植物プランクトンは何を食べていますか」「面瀬川の水はどこまで流れていくのですか。」などがあり,畠山さんからは,川に流れ込む植物の養分や人や動物の排泄物が養分になること,面瀬川の水はアメリカまで届いていることを答えていただきました。
 この授業を通して水の循環という新たな視点から面瀬川のはたらきと気仙沼の海の豊かさを知り,声明を育む「水」の働きへの理解を深め,一層海洋教育の学習に意欲を高めることができました。畠山さん,子供たちたくさんの感動を与える授業をしていただきありがとうございました。