日誌

百人一首かるたに親しむ会

3・4年生の子供たちが楽しみにしていた,「百人一首かるたに親しむ会」を2・3校時に行いました。

読み手はいつもお願いしている,気仙沼演劇塾代表の鈴木恒子さんです。

日本独特の調べに乗せた美しい読み上げに,初めて聞く3年生の子供たちから思わず拍手が湧き上がりました。


鈴木さんから子供たちに

「私がこうして百人一首を読めるようになったのは,子どもの頃,母が読んでくれたからです。お正月になると友達や兄弟と母が読んでくれた『百人一首』を楽しみました。友達や兄弟より多くカルタをとるために一生懸命に和歌を覚えました。お正月になるとカルタ取りが楽しみでとてもわくわくしました。その時には和歌の意味はよく分かりませんでしたが,後から中学校や高校で和歌を勉強して,詠んだ人の気持ちや思いを知りました。皆さんもいつか勉強すると分かるようになると思います。もう上の句を聞いただけで取れる人も多くなっていることは素晴らしいですね。これからもたくさん和歌を覚えてください。」等のお話がありました。

確かに,鈴木さんの読み上げや子供たちが札をとる様子を見ていると,心がほっとするような豊かな気持ちになり,今の遊びにはない何か大切なことを感じます。

今年も感染症対策のため,密を避けて競技ではなく個人戦としました。来年は対戦式の競技ができると良いなと願っています。

統合した浦島小学校から引き継いだ伝統行事は,今も子供たちの心を豊かにしてくれています。御家庭でもぜひお子さんと楽しんでみてください。