鹿中 学校生活

自己肯定感が低い! 夢や希望がもてない?

Q1 自分にはよいところがあると思いますか。(上から3年・2年・1年・全校生徒)
Q2 将来の夢や希望をもっていますか。(上から3年・2年・1年・全校生徒)

 自己肯定感とは,「自分のあり方を積極的に評価できる感情」「自分の価値や存在意義を肯定できる感情」を意味する言葉です。自分自身の能力や可能性,また存在そのものに対する判断や評価の感情です。この感情が高ければ,物事に意欲的に取り組むことが期待され,幸福感にも大きな影響を与えます。似た意味の言葉には,「自己イメージ」「自己効力感」「自尊感情」「自己有能感」「自尊心」があります。誤解を恐れないで簡単に言えば「自信」です。
 鹿中生は自己肯定感が低い。自信がない。夢や希望がもてないでいる。…これを示唆するデータがあります。1学期に行ったアンケート調査です。Q1「自分にはよいところがあると思いますか。」という質問に,明確にそう思うと答えた生徒は全校の3割弱。また,Q2「将来の夢や希望をもっていますか。」という質問に,明確にそうだと答えた生徒は全校の5割でした。極端に言えば,自分にはよいところがあるとは思えない,そのためか,将来への夢や希望がもてない。…こんな鹿折中の生徒像が浮かんできます。アンケート結果の自己肯定感は,市内の他校と比べても低い傾向にあると思われます。
 先日の職員の話合いでは,①生徒会や学級での生徒活動を充実させる→②生徒が褒めてもらう場面が増える→③生徒の自己肯定感が高まる→④学校生活や将来への意欲が高まり,幸福感が増す。→⑤学力が上がり,いじめや不登校などの問題が少なくなる。…こんな作戦を話合いました。鹿折中生を「未来に希望や夢をもって意欲的に歩む人間」に育てていきたいのです。