3年 算数「16.かけ算の筆算を考えよう」

 2校時,3年生は算数,今日の学習内容は2桁×2桁の筆算の導入です。以前も紹介しましたが,3年生の算数は児童を2つのグループに分けて担任のO先生と主幹教諭のY先生が少人数指導で進めています。
  
 今日の学習のメインはまだ未習の12×23の計算の仕方です。子どもたちは12×20と12×3に分けて考えてそれを合わせれば求められるのではないかと考えました。そこから2段重ねのかけ算の筆算へつなげていきます。
 
 Y先生と勉強している子どもたちの中では「さくらんぼ計算」と言ってましたが,子どもたちがひねり出したのは,乗数(かける数)を分ける分配法則の考え方です。この考えは2年生の乗法九九の学習の中でも扱っています。5×6=30は2×6=12と3×6=18を合わせたものになります。5の段の九九の答えは2の段と3の段の答えをたしざんすると求められることを子どもたちは学んでいるのです。実は考え方にも系統性があり,O先生もY先生もそれを大切に指導していました。
 
 教科書でも,既習事項を駆使して未習の問題を考えて解くやり方が紹介されていました。「ぼくの考えははると君と同じだな」「あみさんのような考えもあるのか」など自分や友達の考えに引き付けながら確かめていました。「なるほど!」という大きめのつぶやきが聞こえるのも3年生の良いところです。