5年2組 国語の学習「要旨をとらえる」

 校時,5年2組の国語の授業動物たちが教えてくれる海の中のくらし」を参観しました。この授業のめあては「要旨を明らかにして,話の内容をみんなに伝よえう」です。
 前々回の教科書の改訂から,今使っている国語の教科書に「言葉の力」が示されました。これは,この単元の学習で子供たちにどんな力を身につけさせるかを端的にしめしたものです。5年生のこの単元の言葉の力は「要旨をとらえる」です。要旨とは文章全体で筆者が述べようとする考えの中心となるもののことです。
 R先生はそのまとめ方を以下のように示しました。
 
 尾括型の文章であるのでまとめの9,10の段落の中に要旨はあります。先ず,その段落を読み,筆者が一番言いたいことをさがします。
 
 そもそも問いは何だったかを確認するためK 君は文章構成図を見返していました。問いと答え(結論)は対応しますから良いアイデアです。一番言いたいことを見つけたらペアで情報交換をしました。
 
 それらを基に要旨をまとめて書き出しますが,初めてなのでなかなか難しいようで,R先生は文章化のため,もう一度,筆者が一番言いたいことを発表させ,その文の中で具体を表す部分を捨てることを捉えさせました。
 前にもお話ししましたが,国語は技能教科です。読むことの学習では,読むための道具を子供たちに身につけさせる必要があります。本時はそれをよく表した授業でした。難しいけど,がんばれ5年生!