震災後,支援をいただいている(現在は,交流していただいているという言葉の方が合うかも知れません)作新学院小学部の皆さんから素敵なカレンダーとソフトボール用のグローブ,義援金をいただきました。
毎年いただいているカレンダーは,作新学院小学部の子どもたちが学級で企画を相談し,皆で力を合わせて作ってくださったそうです。どの月のカレンダーも,気仙沼小の子どもたちに思いを寄せてくださっていることが伝わってくるものです。
運動用具としていただいたソフトボール用のグローブは,作新学院の運動会で教職員の皆様が着る,揃いのTシャツを作った際に1枚購入するごとに500円の募金をして集めたお金で購入してくださいました。体育科主任の先生からいただいた手紙の一部を紹介します。
「……部長をはじめ全教職員の理解・協力のもと,少しでも復興の力添えになりたいと思い,『細く,長く』を合い言葉に毎年こつこつと続け8年を迎えました。子どもの頃から現在まで運動にかかわってきている私としては,このようなことぐらいしか思いつきませんでした。ただ,このような支援を通じて気仙沼小学校の子どもたちが少しでも元気になってくれたらと思います。また将来,大人になった作新小学校の子どもたちと気仙沼小学校の子どもたちが,どこかで出会ったとき,この交流のことを思い出して話をしてくれたら幸せなことであります。……」
カレンダーを校内に掲示し,グローブを大切に使わせていただきます。
第2学期終業式の中でカレンダーとソフトボール用のグローブ等のことを子どもたちに紹介しました。子どもたちは,いただいた素敵なカレンダーに歓声をあげながら,今も心を寄せてくださっている方々がいることをかみしめていました。
作新学院小学部の皆様,本当にありがとうございました。