投稿日時: 2019/11/28
気仙沼小学校HP管理者
今日の本は,1年生が「ぐりとぐらのおきゃくさま」,2年生が「おれはティラノサウルスだ」,3年生が「かあさんをまつふゆ」です。
「ぐりとぐらのおきゃくさま」は,ぐりとぐらが足跡を見つけたところから話が始まります。「誰の足跡だろう?」「どこまで続くのかな?」とぐりとぐらと一緒にドキドキ,わくわくしながら話が進みます。家に着いてからの「○○を掛けようとすると・・・」というくり返しは,子どもたちが喜ぶパターンです。1年生の子どもたちも楽しそうでした。
「おれはティラノサウルスだ」は,「困っている人には優しくする」というお母さんの教えを守ったプテラノドンの子どもと自分を食べようとして怪我をしたティラノサウルスなのに,相手が誰であろうと見返りを求めず素直に親の言葉に従うという優しさについて考えさせられるものでした。
「かあさんをまつふゆ」は,人種差別が背景にある絵本です。かあさんがシカゴに出稼ぎに行くという話をしているシーンから始まります。男性が出征したため,機関車を洗う仕事が黒人の女性でも募集があるというものです。世界中の何よりも私を愛してくれる母さんが行ってしまい,帰りを待つ少女の思いを美しいイラストで描いています。最後にかあさんからの手紙が届きます。聞いていて安堵するシーンですが,手紙の持つ意味の大きさを考えさせられます。何度も何度も手紙を読み返すという一文に,心を揺り動かされました。
「あいの会」の皆様,今日もありがとうございました。