階上中学校 日記

「探究の対話(p4c)」研修会

 本日の午後、宮城教育大学特任教授の庄子修先生、堀越清治先生にお越しいただき、3年生の生徒たちが直接、「探究の対話(p4c)」の授業を受けました。p4cとは、円座になって、コミュニティーボール(毛糸のボール)をまわしながら、答えが1つではない問いについて意見を述べ合い、みんなで一緒に考えていくものです。そして、p4cには、4つのルール「①コミュニティーボールを持った人だけが話せる」「②まだ話していない人を優先する」「③話したくなければパスができる」「④傷つけることは言わない」があります。生徒たちはルールを守りながら、1組は庄子先生、2組は堀越先生にコーディネートしていただきながら、じっくり考え対話に参加していました。今日は「働く」というテーマのもと、1組のみんなで立てた問いは「一億円あったら働く?」、2組のみんなで立てた問いは「将来、人工知能に仕事をとられたら?」でした。参観している我々にとっては、「こんなことを考えていたのか…」という驚きもありました。
 放課後の教職員研修会では、教職員の質問や実践上の悩みについて丁寧にお答えいただき、大変勉強になりました。「問いを立てる力をつけさせること」と「生徒同士の考えをつなげられるようにすること」が我々の課題です。
 講師の方々の「このようなコロナ禍だからこそ、『安心して対話のできる場』を大事にしてほしい」という言葉を肝に銘じ、明日からの実践に生かしていきたいと思います。